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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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本日より、久しぶりに、九州は大分へ、

駆け足で熊本、別府と廻ってまいります。

ブログは明日だけお休みいたしま~す。

行ってきま~す。 

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冬場から、今まで冬眠させていた糠漬け、復活!!


ぬか床の匂いで状態がわかる。

仕事柄、ネイルは欠かせないのだが、本当は

好きではない。舞台人としては、お客様の夢を壊しては

いけないのだが・・・・・手は、思いっきり働く方が

性に合っている。

やはり、酸っぱくなっていたので、足し糠をして、

日に何度もかき混ぜる。卵の殻は、手を怪我するので

入れない。そのかわり、山椒の実や、からし、鷹の爪を足す

・・・段々と美味しくなると、こちらも嬉しい。

様々な菌たちも、元気になった匂いに変わって行く。


菌も私も生きている。

ぬか床一つからも、学ぶことは沢山ある。


万葉の時代のお漬物は・・・・なんて、

発展して行く・・・とても、楽しいのだ。



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弦楽器の生演奏はとても好きです。

とりわけ、チェロの響きは、すてきだな、と、思います。


私は、実際に聴いた、ミッシャー・マインスキーと藤原真理さんのファン・・・・

ロストロ・ポーヴィッチさんには、指揮をしていただいたことがあります。

(あまり上手じゃなかった・・・・・)


とりわけ、好きなのは、バッハの無伴奏チェロ組曲・・・・


ヴァイオリンは、時々ギーギーという音が聞こえたりするともう駄目・・・

技術より、「音色」そのものに、魅かれます。それこそ、「音」の「色」ですから

技術は、早期教育や、訓練で、克服できるけれど、「音色」は、出来ません。


音楽はとても不思議です。

「音色」を通して

(私は、上手なのよ!!)とか、

(ちょっと、あなた、出ていってくれない?)

とか、その人の性格や人生が、そのまま伝わってきます。


娘がお宅にお邪魔したこともある、遠山慶子さんが、

草津でセミナーをなさっていたのを、聴きに行きました。

(温泉よかった~)


もう大分お年を召されていて、若い頃のCDのように、

指がくるくると動かなかったモーツァルトのコンチェルトを

聴きました。

私は、若い頃の演奏より、とても好きでした。


やはり、若い頃は、勢いも技術もあるけれど、

性格がさばさばして、結構きつめなのが、

音を邪魔するのです。

お年を召してからのモーツァルトのコンチェルトは

音に対しての愛情や音楽に対しての敬愛の心が

溢れて出ていて、ミスタッチを音楽が越えてしまいます。

要するに、音楽の本質に近づく訳です。

音楽って、やっぱり不思議ですてきです。



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私は、日本語の歌を中心に、ソロ歌手として、

活動している。そのなかでも、とりわけ、

「万葉集」と言う、日本最古(1300年前)の和歌集の

「音」に魅かれて、万葉集の素晴らしさを、「音」や「音楽」を

通して、伝えたいと思っている。


最初は、日本の音大の声楽科に入ると、西洋的発声が、主となり

響きを優先させるために、日本語の語感、とりわけ母音「あ」「い」「う」

「え」「お」の発音が、聞き取りにくく、せっかくの日本語の美しさが

損なわれるのに、疑問を感じたからだった。


今でも言われているが、言語の周波数が、例えば英語と日本語では

まったくかぶらない。

と言うことは、日本人が英語を聞くとき、聞き取れていない

音が沢山あると言う事だ。


でも、これも、今や、違ってきていて、

声帯と言う、ひだが「息」によって振動して発する母音の原音は

何人でも変わらないらしい。

違ってくるのは、その後の、咽喉や胸郭や、頭蓋骨に響かせる時、

また子音に凄く影響する舌の動きで、ちっちゃな声帯で原音として

出来た音の響かせ方の違いにより、母音の響きが違って聴こえて

くようである。


どうしても、薄っぺらな胸の日本人が、大ホールで

声を響かせようとすると、胸郭や咽喉や口腔に負担が掛かるのである。

しかし、これも、オリンピックの選手にアジア人として、金メダルを

取る人が増えたように、食生活・生活形態の変化により、

問題がなくなる日も近いかもしれない。


どちらにしても、私は、私の出来うる限りの勉強をして

「万葉集」と言う大和言葉を、美しく発音する事により、

本来の日本語の美しさを、伝えたい

と、思っている。

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何度も、書いているけれど、歌うことは何一つ

心にも体にも悪い事が無い・・・と言うのが、

とても素晴らしいと思う。


イタリアで有名なベルカント唱法の指導者に、私はオペラを歌う

歌手の声としての、お墨付きを貰ったし、咽喉専門外来で、声帯を

見てもらったら、グランドピアノ級と言われた。


素材としては、中々良いようだが、それを生かすも殺すも私の

体と心を、いかに自然の状態に戻すかに掛かっている。

都会と言う、極めて不自然な場所で、自分の体や心だけ自然の状態で

いることは、大変に難しい・・・・でも、出来うる限り、体が楽になるように、

心を解放するように、自分の状態を保つように心がける事が、

「自分の本来の声で自分の音楽を歌う」と言う事に繋がって行く。


楽器を弾く人は、楽器を通して自分を表現する。

でも、楽器の前にやはり、自分の体と心をほぐすことが

大切だと思う。そうして、そのほぐれた体と心と、楽器が

一体となるように、訓練する。そうして、「音」を通して

自分の伝えたい「音」や「音楽」も伝わって行くのでは

ないだろうか・・・・・


歌う・・・対面を張って、歌うことは、自分の裸を見せること

と同じである。まず、「声」は「音色」の好き嫌いが、はっきり

する。生声は、どんな難しい曲を歌おうが、名曲を歌おうが

「音色」が自分の好みでなかったら、聴くに堪えない・・・


ホールと言う四角い空間に、お金を払って閉じ込められて

もし、嫌いな声を聞かされたら拷問に等しい・・・


たとえ、凄く有名な歌手で、高いチケットで、マスメディアに

沢山出ていても、自分が好きか嫌いか・・・と言うことが

いちばん大切だと思う。

だから、出来うる限り私のコンサートも、私の歌声を楽しんで

下さる方やほっとする方に来て頂きたい・・・と思う。


聴かずに何も言わないで欲しい・・・また、たった一度では

「声」は、生ものなので、当り外れがある。

リサイタルに興味を持ってくださったら、3回は聴きに来て

いただきたいなぁ・・・と、思う。



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