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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ こぞみてし あきのつくよは てらせれど あいみしいもは いやとしさかる

★ 去年見た秋の月は今も煌々と照らしているけれど、共に月を見た妻は、随分と遠い

  かなたになってしまったなぁ

                                           柿本人麻呂    巻2-211

柿本人麻呂が天皇のお供をして、詔を賜り、公の歌を詠んだものを、いくつか載せましたが、

私人としての柿本人麻呂の歌も沢山あります。

これはその中の一首ですね。
 

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★ こぞみてし あきのつくよは てらせれど あいみしいもは いやとしさかる

★ 去年見た秋の月は今も煌々と照らしているけれど、共に月を見た妻は、随分と遠い

  かなたになってしまったなぁ

                                           柿本人麻呂    巻2-211

柿本人麻呂が天皇のお供をして、詔を賜り、公の歌を詠んだものを、いくつか載せましたが、

私人としての柿本人麻呂の歌も沢山あります。

これはその中の一首ですね。
フランスパンは好きだけれど・・・・・
お友やん (2009年9月 6日 18:24) | コメント(0) | トラックバック(0)

フランスパンが好きでよく食べます。

クリームチーズじゃ、ちょっと物足りなくて、もう少し発酵したものが好きです。

それを、フランスパンに塗りつけて、かじり付く・・・ワインは白・・・かな

でも、食べ切れなくて、余らせてしまう・・・かりかりどころか・・・ガチガチって感じでしょうか・・・

そういう時は、フードプロセッサーに入れて、パン粉にしてしまいます。


お友やんの料理教室の始まりで~ス。

豚ミンチに 塩・こしょう・ナツメグ・卵・ミルク・玉ねぎのみじん切り を入れてよぉ~く混ぜます。

形を整えて、しばらく冷蔵庫で寝かせた後、小麦粉→卵をミルクで溶いた物→

そして、ガチガチのフランスパンで作ったパン粉をまぶして、油で揚げます。

そうで~す。 メンチカツです。

でも、こもメンチカツは本当に絶品です・・さらに、ワインも進むというものです。

お試しあれ・・・

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長歌

★ やすみしし わご大王 高照らす 日の皇子 荒?の 藤原がうへに 食す国を 

   見し給はむと  都宮は 高知らさむと 神ながら 思ほすなへに 天地も 

   寄りてあれこそ 石走る 淡海の国の  衣手の 田上山の 真木さく 檜の嬬手を 

   もののふの 八十氏河に 玉藻なす 浮かべ流せれ

   其を取ると さわく御民も 家忘れ 身もたな知らず 鴨じもの 水に浮きゐて 我が作る
 
   日の御門に 知らぬ国 寄し巨勢道より わが国は 常世にならむ 図負へる 神しき亀も

   新代と 泉の河に 持ち越せる 真木の嬬手を 百足らず ?に作り 泝すらむ 

   勤はく見れば 神ながらならし


★ やすみしし わごおほきみ たかてらす ひのみこあらたへの ふじはらがうへに 

   をすくにを めしたまはむと みあらかは たかしらさむと かみながら おもほすなへに 

   あめつちも よりてあれこそ いはばしる あふみのくにの ころもでの たなかみやまの

   まきさく ひのつまでを もののふの やそうぢがはに たまもなす うかべながせれ

   そをとると さわくみたみも いえわすれ みもたなしらず かもじもの みずにうきゐて

   わがつくる ひのみかどに しらぬくに よしこせぢより わがくには とこよにならむ

   ふみおへる くすしきかめも あらたよと いずみのかわに もちこせる まきのつまでを

   ももたらず いかだにつくり のぼすらむ いそはくみれば かみながらならし

                                            巻1-50

★ あまねく国土をお治めになるわが大君、 高く輝く日の皇子は、荒布の取れる

   藤井が原で 領土を統治なさろうと、また、宮殿も高くそびえてみなに知らしめるようと、

   神のようにお考えになり、天も地も相寄ってお仕えするからこそ

   岩の上を清水ながれる近江の国の、衣の袖のような田上山の、檜の中でも優れた木材の

   割いたものを、もののふの多い八十の宇治川に玉藻のように浮かべて流している。

   それを、引き上げようと、騒ぎ働く民たちも、家も忘れて、わが身も顧みず、鴨のように

   水に浮んで居て、自分たちが造営する、日の皇子の宮に、知らない国まで近寄ってくる

   巨勢道から、わが国が永遠に栄えるであろうという兆しを持った尊い亀も、

   新しい御代の初めとして出て来る。

   「いづ」と言う名の泉の川に持ち寄せた、百に足らない真木の木材で筏を作り、

   川を上らせている。官民たちもせっせと働いているのを見ると、

   天皇が、さながら神であるからだろう


長歌の解釈は、学識者の方々にお任せ申し上げまする。

声に出して、読むのみ・・・とさせていただきます。

ちなみに、長歌の参考文献は・・

中西進先生・伊藤博先生・佐佐木信綱先生の著作を参考にさせていただいておりまする。

ふぅ~疲れました。
   

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朝夕の風が やさしい

心と体にへばり付いた垢を

きれいにほぐして 洗い流していく


蝉たちも いのち尽き

秋の虫が ひそやかに 歌い始める

ゆらゆら揺れる蜻蛉・・


秋の佇まいが 

その姿を現しはじめて

一年という人生の終焉に向かう・・・

心に沿うように・・やさしく・・そっと・・ 

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★ あきののに やどるたびびと うちなびき いもねらめやも いにしへおもふに

★ 安騎の野で夜を明かす旅人は、すべて眠る事などできるだろうか・・・・いや、出来ない

  これほど昔の事が 思い出されるというのに・・・・・

                                                  巻1-46

■ ま草刈る 荒野にはあれど 黄葉の 過ぎにし君が 形見とそ来し

■ まくさかる あれのにはあれど もみぢばの すぎにしきみが かたみとそこし

■ 安騎の野は 草を刈るしかないような荒野だけれど、 黄葉のように去っていった君の

  形見として、この荒野にやってきたのだよ

                                                  巻1-47

 野原が、形見という感覚は、自然大好きの私にも、少し距離のある感覚です。

 例えば、花や木なら・・・感覚で理解できるのですが・・・

 野原が亡くなった人の形見とは・・・でも、山を亡くなった人と思う・・・・

 雲を亡くなった人の心と思う・・・のですから、当たり前なのでしょうね・・・・

 万葉の人々は本当に自然の一部として生きていた・・・のですね・・・

 西洋では自然は恐れる物としての表現が多いです。

 我々の祖先である人々は、畏怖するよりもっと身近なものとして、

 自然を受け止めていたのです。

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