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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ たまもかる おきへはこがじ しきたへの まくらのあたり わすれかねつも

★ 玉藻を刈るからといって、遠い沖にまでは行かないだろう。

                                        巻1-72

何度も枕を交わした人が忘れられないのに・・・

「敷」は重なるという意味合い「栲」は白い美しい布のこと・・・

 

■ 吾妹子を 早見浜風 大和なる 吾をまつ椿 吹かざるなゆめ

■ わぎもこを はやみはやかぜ やまとなる あをまつつばき 吹かざなるゆめ

■ 私の愛しい人に、早く会いたい・・浜の風のように、早く・・・大和で私を待つ椿のような妻に

  この私の思いを伝えておくれ・・・・風よ

                                     長皇子(ながのみこ)        巻1-73

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程よい湿度・・・気温・・・光・・・風・・・虫たちの音

嫌な物が何一つない・・この季節・・・初秋・・・

ほんとうに、良い季節ですね・・

体もほっとして、夏の疲れを一気に出します。

温かいものを召し上がって、心も体も温めてあげてくださいね・・・・

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★ みよしのの やまのあらしの さむけくに はたやこよいも わがひとりねむ

★ み吉野の山の嵐は寒い・・・なのに、私は今夜も独りで眠るのだろうか・・・・

                                                    巻1-74


■ 宇治間山 朝風寒し 旅にして 衣貸すべき 妹もあらなくに

■ うぢまやま あさかぜさむし たびにして ころもかすべき いももあらなくに

■ 宇治間山は、朝の風がとても寒い。旅にある身で、衣を貸してくれる妻もいない

                                                    巻1-75

おいおい、寂しいのはわかるけど、衣を貸すと言って欲しいなぁ・・・ますらおならば・・・・

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★ ますらをの とものねすなり もののべの おほまへつきみ たてたつらしも

★ 勇まし男たちが、鞆に絃をぶつける音がしている。物部の大臣が今にも楯を立てているらしい

                                         

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★ わごおおきみ ものなおもほし すめがみの つぎてたまへる われなけなくに

★ わが大君よ 何もご心配には及びません。

   皇祖の神が大君についでお与えくださった私がおりますものを・・・・


                                                       巻1-77

天皇は大君と呼ばれていたのですね・・・


■ 飛鳥の 明日香の里を 置きて去なば 君があたりは  見えずかもあらむ

■ とぶとりの あすかのさとを おきていなば きみがあたりを みえずかもあらむ

■ 鳥が飛ぶ明日香の里を後にしていったならば、あなたが居る所を、

  見ることができなくなってしまうだろうか・・・・・

                                                       巻1-78

飛鳥をとぶとりから、あすかと読むようになったのは、宮号を飛鳥(とぶとりの)淨御原宮と称した

所から、飛鳥が都・明日香の美称となりました。

訓読みの飛鳥(あすか)はここから取られました。

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