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★ あられうつ あられまつばら すみのえの おとひをとめと みれどあかぬかも
★ あられ松原に あられが降る。
住吉の弟日という名の娘と眺めていると、いつまでも見飽きないことだ
長皇子(ながのみこ) 巻1-65
文武天皇が行幸されたときに作られた歌です。
旅をしている時は、その旅を通じての、望郷の思いと共に、必ず訪ねた地を賛美する歌
というのが、詠まれるそうです。
旅をしている地を、賛美する歌を作る事により、旅の安全を祈る意味合いがあるのです。
長皇子という人の事はよくわかりませんが、前に載せた、帰京の折に、久しぶりの夜を妻と
過ごした歌は、かなり艶っぽいですね・・・
■ よひに逢ひて 朝面無み 隠にか 日長き妹が いほりせりけむ
■ よひにあひて あしたおもなみ なばりにか けながきいもが いほりせりけむ
読み方のまちがいです。
★「 日本→やまと」 と、読みます。不思議な感じ・・・どういう宛て読みだろう・・・
中西先生に伺ってみます。
いざ子ども 早く日本へ 大伴の 御津の浜松 待ち恋ひぬらむ
お友やん (2009年9月14日 19:19) | コメント(0) | トラックバック(0)
★いざこども はやくにほんへ おほともの みつのはままつ まちこひぬらむ
★ さぁ、みんな、早く大和へ帰ろう。大伴の御津の浜の松も、我々を待ち恋うているだろう
山上憶良 巻1-63
大和と言っていたものが、日本という言葉になり、びっくりしました。
突然、現代に飛んだ感じがしましたね。
私の考えでは、山上憶良が唐に渡っていた時に、国を偲んで作った歌、とあるので、
大和というときは、ある特定の場所の場合と、広義な意味合いでの国という感覚で、
ここの日本ということばは、まさに日本国(にっぽんこく)の事を指しているのかなという感じがします。