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★ 香具山は 畝火ををしと 耳梨と 相あらそひき
神代より かくにあるらし
古昔も 然にあれこそ うつせみも 嬬を あらそふらしき
天智天皇 巻1-13
★ かぐやまは うねびををしと みみなしと あひあらそひき
かみよより かくにあるらし
いにしへも しかにあれこそ うつせみも つまを あらそうふらしき
★ 香具山は 畝火山を男らしい山として、古くからの仲の 耳梨山と 言い争いをした
神代からそうらしい
昔から このようであるから 今も 愛するものを争うのだろう
天智天皇の歌だときくと、咄嗟に天武天皇と額田王の三角関係??のことかと、
思わず週刊誌の乗りで読んでしまう・・・・・・・愚かかな・・・・
まぁ、今後のお勉強で分かってくるであろう・・と言う事で・・・
ひとまず、そこまでの憶測は専門家に任せます。
三角関係神話・・・・とかね
★ み吉野の 耳我の嶺に 時なくそ 雪は降りける 間なくそ 雨は雫りける
その雪の 時なきが如 あの雨の 間なきがごと
隈もおちず 思ひつつぞこし その山道を
天武天皇 巻1-25
★ みよしのの みみがのみねに ときなくそ ゆきはふりける まなくそ あめはふりける
そのゆきの ときなきがごと あのあめの まなきがごと
くまもおちず おもひつつぞこし そのやまみちを
てんぶてんのう
★ 吉野の耳我の山には、時を選ばず 雪が降り積もり 絶え間なく 雨が降りしきる
その雪が、 間断なく降るがごとく あの雨が 降り続けるがごとく
山道を曲がる度に 思い募らせながらやってきたことです・・・その山道を・・・
私は素人なので、長歌は今のところ、深読みせずに おん(音)を大切に声に出して
読んでいます。日常で使わない古語は、声に出してみなければ、感じられません。
おん(音)とリズム・・・・何かほっとするものがあるのです・・・・
その何かを知るため綴り続け、歌い続けたい・・・・同じ人間、そして日本人であった
大和万葉のひとびとの心に感応したいと思います。
★ 或る本の歌
み吉野の 耳我の山に 時じくそ 雪は降るといふ 間なくそ 雨は雫るといふ
その雪の 時じきが如 その雨の 間なきが如
隈もおちず 思ひつつぞ来し その山道を