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★ み吉野の 耳我の嶺に 時なくそ 雪は降りける 間なくそ 雨は雫りける
その雪の 時なきが如 あの雨の 間なきがごと
隈もおちず 思ひつつぞこし その山道を
天武天皇 巻1-25
★ みよしのの みみがのみねに ときなくそ ゆきはふりける まなくそ あめはふりける
そのゆきの ときなきがごと あのあめの まなきがごと
くまもおちず おもひつつぞこし そのやまみちを
てんぶてんのう
★ 吉野の耳我の山には、時を選ばず 雪が降り積もり 絶え間なく 雨が降りしきる
その雪が、 間断なく降るがごとく あの雨が 降り続けるがごとく
山道を曲がる度に 思い募らせながらやってきたことです・・・その山道を・・・
私は素人なので、長歌は今のところ、深読みせずに おん(音)を大切に声に出して
読んでいます。日常で使わない古語は、声に出してみなければ、感じられません。
おん(音)とリズム・・・・何かほっとするものがあるのです・・・・
その何かを知るため綴り続け、歌い続けたい・・・・同じ人間、そして日本人であった
大和万葉のひとびとの心に感応したいと思います。
★ 或る本の歌
み吉野の 耳我の山に 時じくそ 雪は降るといふ 間なくそ 雨は雫るといふ
その雪の 時じきが如 その雨の 間なきが如
隈もおちず 思ひつつぞ来し その山道を