忍者ブログ
万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
[1031]  [1032]  [1033]  [1034]  [1035]  [1036]  [1037]  [1038]  [1039]  [1040]  [1041
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

PR

★ おくれいて こひつつあらずは おひしかむ みちのくまみに しのゆへわがせ

★ 後に一人残されて、恋慕いてくるしんでいないで、追いついていきたい。だから、

  お願いです。道の曲がり角にしるしの紐を結んでおいてください。愛しいあなた様。

                                      巻2-115    但馬皇女

穂積皇子に勅(みことのり)して志賀の山寺に遣はしし時に、但馬皇女の作りませる御歌一首

とあります。なぜ、穂積皇子が志賀の山寺に行かされたのかは記されていませんが、

この歌の流れから、人知れぬ恋が発覚して、お咎めをうけたと予測されます。

今とは、性というものへの感覚が全く違っていた時代とはいえ、皇室関係者や天皇の周りは

いろいろと口騒がしく言う人もいらしたことでしょう。

でも、止められないから恋・・・人知れぬから・・尚更、思いがつのるのでしょうね・・・

拍手[1回]

★ ひとごとを しげみこちたみ おのがよに いまだわたらぬ あさかわわたる

★ 人が私たちの事をうるさくいうので、生まれて初めて渡った事のない、夜明けの川を渡って

  あなたに会いに行きました


                                            巻2-116   但馬皇女

お~女性は強し!まさか、着物を着て泳いでいったわけではないでしょうから、

浅い川と朝川を掛けてるかな??浅い川にしても、川を渡ってまで、あなたに会いたいという

行動力・・・・う~ん、中々です。

ただ、この時代は女性はひたすら待つ身、男性はよりどりみどりといっては、失礼でしょうかしらん

でも、そのような時代風土の中で、女性が川を渡って会いに行くというのは、やはり、凄い事かも

男性諸氏はたじたじででしょうか・・・でも、穂積皇子も、この後、但馬皇女が亡くなられて、

巻2-203で、但馬皇女を偲んで和歌を詠んでいます。

お楽しみに・・・・・・

 

拍手[0回]

★ あきのたの ほむきのよれる かたよりに きみによりなな こちたくありとも

★ 秋の田の稲穂の向きが風に靡いてどちらかに偏るように、あなたに心を

 寄せていきたいことです。人から、悪い噂を立てられようとも・・・・

                                         巻2-114   但馬皇女

高市皇子・穂積皇子・但馬皇女との三角関係の中で、詠まれた歌です。

但馬皇女と高市皇子は異母兄妹で夫婦です。その当時は珍しい事でも何でもありませんでした。


いつの時代も人を恋する気持ちを偽る事は出来ないのですね・・・

恋と言うもの・・・厄介だけれど、魅惑的なもの・・・

拍手[0回]

★ みよしのの たままつがえは ほしきかも きみがみことを もちてかよはく

★よしのの美しい苔むした松の枝は、なんて慕わしく思えることでしょうか?

  あなたのお言葉を持って通ってくるとは・・・・

                                   巻2-113   額田王

吉野より苔むせる松の枝を折り取りて、遣はしし時に、額田王の奉り入れたる歌一首

と、あります。

この歌は以前にも書きましたが、前二首からの流れで、もう一度書き込みます。

20代の弓削皇子が、60代の額田王に送った松の枝にたいして、額田王が歌を詠みました。

松は当時も神聖なものとされ、玉は魂に通じるものです。

深い意味がありそうです。

拍手[0回]

九州は、

荒城の月の豊後竹田で見た、城原(きばる)八幡様のお神楽、獅子舞、荒神のこと・・・・

そして、そこにあった、日本に6箇所しかない相聞歌の万葉碑のこと・・・・

竹田市立双城小学校の正門の横にあった戦没者の追悼慰霊碑のこと・・・・

阿蘇の九重高原の夕焼けのこと・・・・

九重温泉の露天風呂のこと・・・

ブログに書きたいことだらけですが、とんぼ帰り??って言うのかしらん・・・

明日からはタイに飛びます。

コンサート・追悼慰霊・衣服支援・・・楽しみだといっては不謹慎でしょうか・・・

でも、ストレートに自分の心に従った行為をする事は、楽しい事です・・行為の内容如何に

関わらず・・・・たくさんたくさんお土産話が出来そうです。

みなさま、万葉歌手  辻 友子  を忘れず待っていてくださいね。

行って参ります。

みなさまも、お体に気をつけて・・・・

金木犀の花香る、日本の秋真っ只中を楽しんでくださいませね・・・

拍手[0回]

カレンダー
07 2025/08 09
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
ブログ内検索
プロフィール
HN:
辻友子
性別:
女性
自己紹介:
万葉を歌う歌手、辻友子のブログ。くわしくはホームページを!
Copyright © 万葉歌手辻友子 All Rights Reserved.
Designed by 10p
Powered by Ninja Blog

忍者ブログ [PR]