★ みよしのの たままつがえは ほしきかも きみがみことを もちてかよはく
★よしのの美しい苔むした松の枝は、なんて慕わしく思えることでしょうか?
あなたのお言葉を持って通ってくるとは・・・・
巻2-113 額田王
吉野より苔むせる松の枝を折り取りて、遣はしし時に、額田王の奉り入れたる歌一首
と、あります。
この歌は以前にも書きましたが、前二首からの流れで、もう一度書き込みます。
20代の弓削皇子が、60代の額田王に送った松の枝にたいして、額田王が歌を詠みました。
松は当時も神聖なものとされ、玉は魂に通じるものです。
深い意味がありそうです。
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