★ あきのたの ほむきのよれる かたよりに きみによりなな こちたくありとも
★ 秋の田の稲穂の向きが風に靡いてどちらかに偏るように、あなたに心を
寄せていきたいことです。人から、悪い噂を立てられようとも・・・・
巻2-114 但馬皇女
高市皇子・穂積皇子・但馬皇女との三角関係の中で、詠まれた歌です。
但馬皇女と高市皇子は異母兄妹で夫婦です。その当時は珍しい事でも何でもありませんでした。
いつの時代も人を恋する気持ちを偽る事は出来ないのですね・・・
恋と言うもの・・・厄介だけれど、魅惑的なもの・・・
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