★ なげきつつ ますらをのこの こふれこそ わがかみゆひの ひぢてぬれけれ
★ りっぱな男子である貴方さまが、深い溜め息をついてまで、私の事を恋しく思ってくださるので
私の結んだ髪が、霧となったあなたの熱い息に濡れほどけてしまった・・・
舎人娘子 巻2-118
霧を息と感じる感性のすごさ・・・そしてそこに、かれの熱い思いを感じ取る感受性・・・
何と豊かなすてきな恋物語でしょうか・・・・
メールしたのに、何で返事を返さないのよ!と喧嘩になる今の恋??物語とは、ずいぶんと
かけ離れているような・・・・
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