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★ ひさかたの 天の原より 生れ来たる 神の命 奥山の 賢木の枝に 白香つけ
木綿とり付けて 斎瓮を 斎ひほりすゑ 竹玉を 繁に貫き垂れ 鹿猪じもの 膝折り伏し
手弱女の おすひ取り懸け かくだにも われは祈ひなむ 君に逢はぬかも
★ ひさかたの あまのはらより あれきたる かみのみこと おくやまの さかきのえだに
しらかつけ ゆふとりつけて いはひべを いはひほりすゑ たかだまを しじにぬきたれ
ししじもの ひざおりふし たわやめの おすひとりかけ かくだにも われはこひなむ
きみに あはぬかも
★ 時を遠く隔てて天の原より生まれきた神々よ。山奥の榊の枝に、しらかを付け、木綿の幣を
とり付けて、神聖なかめを、清らかに堀り供え、竹の玉をびっしりと貫き垂らし、鹿ではないが
まるで、そのように膝を折り伏して、手弱女の習いとして、神事の上着をとり纏い、このように
してまでも、私はお祈りいたしましょう。君に逢えないものだろうかと・・・・・
巻3-379 大伴坂上郎女の神を祭るの歌
神の事を君と呼んでいる。天皇は大君・・・君主は君・・・・しかし、この場合、神の命・・・と
あるから、大伴家の氏神さまのことを、讃えて詠んでいるものだろう。要するに、祖先の崇敬
の歌である。まるで、恋歌のようであるけれど・・・・
★ よしのなる なつみのかはの かはよどに かもそなくなる やまかげにして
★ 吉野の夏実の川の淀みの所に、鴨が鳴いている様です・・・山陰になっていて、見えないけれど
巻3-375 湯原王(ゆはらのおほきみ)
湯原王は、志貴皇子の息子です。
あのほとばしるような自然描写を詠った志貴皇子の感性を息子である湯原王も受け継いで居るよう
ですね。鴨の姿は見えません・・・・が、鴨の鳴く声が響いている・・・・・山陰になったところから・・・
万葉集の中には、19首歌を残しています。
雨降らば 着むと思へる 笠の山 人にな着せそ 濡れはひつとも
お友やん (2010年5月26日 10:30) | コメント(0) | トラックバック(0)
★ あめふらば きむとおもへる かさのやま ひとになきせそ ぬれはひつとも
★ 雨が降ったら、身に着けようと思っている笠、その三笠の山よ、人には着せないでください
その人がどんなに濡れてしまっても・・・・
巻3-374 石上乙麻呂朝臣(いそのかみのおとまろのあそみ)
三笠の山を愛しい人に例えて歌って居るのでしょうか・・・そうだとしたら、意味がよくわかります。
★ 吉野の夏実の川の淀みの所に、鴨が鳴いている様です・・・山陰になっていて、見えないけれど
巻3-375 湯原王(ゆはらのおほきみ)
湯原王は、志貴皇子の息子です。
あのほとばしるような自然描写を詠った志貴皇子の感性を息子である湯原王も受け継いで居るよう
ですね。鴨の姿は見えません・・・・が、鴨の鳴く声が響いている・・・・・山陰になったところから・・・
万葉集の中には、19首歌を残しています。
雨降らば 着むと思へる 笠の山 人にな着せそ 濡れはひつとも
お友やん (2010年5月26日 10:30) | コメント(0) | トラックバック(0)
★ あめふらば きむとおもへる かさのやま ひとになきせそ ぬれはひつとも
★ 雨が降ったら、身に着けようと思っている笠、その三笠の山よ、人には着せないでください
その人がどんなに濡れてしまっても・・・・
巻3-374 石上乙麻呂朝臣(いそのかみのおとまろのあそみ)
三笠の山を愛しい人に例えて歌って居るのでしょうか・・・そうだとしたら、意味がよくわかります。