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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★  ゆふだたみ てにとりもちて かくだにも われはこひなむ きみにあはぬかも

★  木綿織りの布を手に取って持ち、そのようにしてまでも、私はお祈りいたしましょう・・

    君に逢えないものだろうかと・・・・

                            巻3-380   大伴坂上郎女

前の長歌の反歌です。

解説に、右の歌は、天平五年の冬十一月を以ちて、大伴の氏の神に供へ祭る時に

いささかこの歌を作れり。故に神を祭る歌といふ。

とあります。自分の氏神にこのような歌を捧げるという事に、少し驚きを感じます。

まるで、恋の歌のようです。

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★ いへおもふと こころすすむな かざまもり よくしていませ あらしそのみち

★ 故郷の家を思うと言って、心をはやらせてはいけません。風の具合をよく見てください。

  荒々しいことです。その道は・・・・・

                            巻3-381     筑紫の娘子(つくしのをとめ)

娘子の字(あざな)を児島といへり・・・・とあります。児島さんは、京から下った官吏と恋に落ちたので

しょうか・・・・必ず別れが来ると知っていたのに・・・・

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★   鶏が鳴く 東の国に 高山は 多にあれども 明つ神の 貴き山の 並立ちの 

   見が欲し山と  神代より 人の言ひ継ぎ 国見する 筑波の山を 冬ごもり 

   時じき時と 見ずて行かば まして恋しみ 雪消する 山道すらを なづみぞわが来る

                      巻3-382        丹比真人国人(たひちのまひとくにひと)

★ とりがなく あずまのくにに たかやまは さはにあれども あきつかみの たふときやまの

  なみたちの みがほしやまと かみよより ひとのいひつぎ くにみする つくばのやまを

  ふゆごもり ときじきときと みずていかば ましてこほしみ ゆきげする やまみちすらを

  なづみぞわがくる


★ 鶏が鳴く東の国に 高い山は沢山あるけれど、男女二神のいます貴い山で、並び立って居る

   様子を、いつも見ていたい山と神代の昔より、人々が言い継いで 国見をする筑波の山を

  今はまだ、冬ごもりで登るべきではないと、登って見ることもしなかったら、ますます恋しく

   思われるだろうと、雪解けの山道さえも、苦労しながらわたしは登ってきた。

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娘と夜のドライブをしていたある時、

「みんな、男性と女性というと、どうして恋仲しか想像できないのかな」と、言う。

私は「そんなことないよ。敬愛っていう関係もあるよ。ママと藤岡さんみたいに・・・ママは

心から藤岡さんを敬愛していたから・・・・」と、答えた。

「そうなんだよね・・・なのに、みんな直ぐ男女の関係に結び付けたがるよね」

「まぁ、それの方が話題として面白いからじゃない?」

あぁ、娘も私と同じ考えなんだと思った。

まず、人としてその人観る・・・・男、女は関係ない・・・・何故かこの考えはあまり理解して

もらえない・・・いつも・・・・

敬愛・・・敬い愛する・・・・私は、藤岡宣男という歌手を心から敬愛していると思う。

今もこれからも、多分変わらないことだろう。

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★ あおやまの みねのしらくも あさにけに つねにみれども めづらしわがきみ

★ 青々とした山の嶺に白雲がかかり、朝も日中もいつも見ているけれど、飽きることなく

 すばらしいことです。我が君よ。

                         巻3-377     湯原王の宴席の歌

湯原王が宴席で詠んだ歌です。景色の素晴らしさに何かを例えて伝えて居る感じがしますね。

前首から読み取ると、踊りを舞っている乙女のことでしょうか??意味深です。

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