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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ このゆへつみの さえだのながれ こばやなは うたずてとらず かもあらむ

★ この夕ぐれに、もし、柘の枝が流れてきたならば、梁を打つこともなく取らずにいることだろうか

                             巻3-386   仙柘枝(やまひめつみのえ)の歌

さ・・・ということばは、霊性が宿る事を示します。作者は不詳です。

仙女である柘枝のことに関して歌われた歌です。前首も同じです。

話の言われは、味稲(うましね)という漁夫が、吉野川で柘の枝を拾ったところ、美女に変じ、

この女性と通じた・・・・というお話のようです。

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★ あられふる きしみがたけを さがしみと くさとりはなち いもがてをとる

★ 霰の降る吉志美が岳を険しいからと、草を取り放して、あの子の手を取ることです

                           巻3-385   仙柘枝(やまひとのつみのえ)

この歌は、吉野の人、味稲(うましね)が柘枝(つみのえ)の仙媛(やまひめ)に与えし歌なり・・・

とありますが、柘枝伝(しゃしでん)を見るとこの歌はありません・・・・と、解釈が付いています。いまいち

わかりづらい・・・です。

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★ わがやどに からあゐまきおほし かれぬれど こりずてまたも まかむとそおもふ

★ 私の家に鶏頭の種を蒔いて育てて、枯れてしまいましたが、また懲りずに蒔こうと思っています

                                 巻3-384   山部宿禰赤人


鶏頭の花は、外来種で、秋に鶏のとさかのような赤い花をつけます。

韓藍は、女性の比喩ともされているようです。そう考えると、きわどい歌ですね・・・・

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★ つくはねを よそのみみつつ ありかねて ゆきげのみちを なづみくるかも 

★ 筑波の山を、関係無いとは言え見ていることが出来なくて、雪解けの道を苦労しながら

  やってきたものです。

                         巻3-383     丹比真人国人(たぢひのまひとくにひと)

先の長歌の反歌です。反歌は、長歌の言いたい事を更に強調するまた、繰り返す要素が多く

あります。

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1300年前の日本最古の和歌集である万葉集を毎日、最低1首はと思い、紐解いています。

本当は、ずっと読んでいたいけれど、そうもいかないから・・・・・・

不思議な事に、胸のつかえがす~っとおりていくような、感じを覚えます。

こころが掃除されるような感じ・・・・

みなさまにもお薦めします。声を出して読むとさらに効果倍増ですよ・・・・

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