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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ みさごゐる ありそにおふる なのりその よしなはのらせ おやはしるとも

★ みさごの飛ぶ荒磯に生えている「なのりそ」のように、名前を言ってくれ、良いではないか・・・

   たとえ、親がしったとしても・・・

                           巻3-363  ある本の歌に曰く・・・・

前首と、ほぼ同義ですが、強い思いを表していますね。親に知られたって良いじゃないか?

名前を教えてください・・・という、男性の強い思いの表れです。

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★ ますらおの ゆずゑふりおこし  いつるやを のちみむひとは かたりつぐがね

★ 立派な男性が、弓末を振り起こして射た矢を、見た人は後々まで語りついでくれますように・・

                       巻3-364   笠朝臣金村(かさのあそみかなむら)

弓末を振り起こして・・・とは、弓を射る動作の事を言います。きっと、すばらしい勇者が、弓を

立派に射る姿を見て詠んだのでしょうか?

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★ あへのしま うのすむいそに よするなみ まなくこのころ やまとしおもほゆ

★ 阿倍の島の鵜の住む磯に、寄せる波のように、やすむ事もなく、故郷、大和のことが

 思われてなりません。

                          巻3-359    山部赤人


万葉集のよさの一つとして、何かを狙って歌を詠んでいない所があると思う。

ただ、詠む・・・・しゃべるように詠む・・・・そこには、何も存在せず、ただ、そのままの心がある

・・・・そのように、感じます。

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★ むこのうらを こぎみるおぶね あはしまを そがひにみつつ ともしきこぶね

★ 武庫の浦を漕いで廻る小船よ・・・・栗島を背にしながら、都へと羨ましく漕いでいく船よ

                              巻3-358   山部宿禰赤人


万葉集を紐解くにあたり、中西先生・多田先生のお二人の全訳本を参考にさせてもらいながら、

私なりに読んでいます。

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★ なはのうらゆ そがひにみゆる おきつしま こぎみるふねは つりしすらしも

★  縄の浦から、背中合わせに見える、沖対馬 、そこを漕ぎまわる舟は、釣りをしているらしい

             巻3-357      山部宿禰赤人

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