忍者ブログ
万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
[923]  [924]  [925]  [926]  [927]  [928]  [929]  [930]  [931]  [932]  [933
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

PR
★ あしひきの やまにものにも みかりびと 

       さつやたばさみ    さわきたりみゆ



★ あしひきの野にも山にもみ猟りにお仕えする人が獲物を狙う

  矢を手に持ち、にぎやかに動き廻って居るのが見える。

                   巻6-927 山部宿禰赤人

拍手[0回]

★ やすみしし 我ご大君は み吉野の 秋津の小野の

  野の上には 跡見据ゑ置きて み山には 射目立て渡し

  朝猟りに 鹿猪踏み起こし 夕猟りに 鳥踏み立て

  馬並めて み猟りそ立たす 春の茂野に


★ やすみしし わごおおきみは みよしのの あきつのをのの

  ののへには とみすえおきて みやまには いめたてわたし

  あさかりに ししふみおこし ゆふかりに とりふみたて

  うまなめて みかりそたたす はるのしげのに



★ 安らかにこの国をお治めになるわが大君は、み吉野の

  小野の野の近くの獣の通った道を調べて、み山では

  鳥や獣を射るために隠れる場所を渡して、朝の猟りには

  鹿や猪を踏み入って追い立て、夕方になると、鳥を

  踏み入っては追い立て、馬を並べて猟りの場にお出ましに

  なる、春草の茂る野に・・・・

       巻6-926  山部宿禰赤人

拍手[0回]

★ ぬばたまの よのふけぬれば ひさきおふる

         きよきかはらに ちどりしばなく

★ ぬばたまの夜が更けてゆくと、久木の生える清らかな

  川原に、千鳥がしきりに鳴くことです

            巻6-925  山部宿禰赤人

拍手[0回]

★ みよしのの ささやまのまの こぬれには 
 
         ここだもさわく とりのこえかも

★ み吉野の 象山の谷間の梢では、こんなにもさえずりあう

          鳥の声であることよ

                巻6-924 山部宿禰赤人

拍手[0回]

■■■■■■

★ やすみしし わご大君の 高知らす 吉野の宮は

  畳づく 青垣隠り 川次の 清き河内そ 春べは 

  花咲きををり 秋されば 霧立ち渡る その山の

  いやますますに この川の 絶ゆること無く

  ももしきの 大宮人は 常に通はむ


★ やすみしし わごおほきみ たかしらす よしののみやは

  たたなづく あおがきごもり きよきかふちそ はるべは

  はなさきををり あきされば きりたちわたる そのやまの

  いやますますに このかわの たゆることなく 

  ももしきの おおみやびとは つねにかよはむ


★ あまねく国土をお治めになるわが大君が、高々とお治めになる

  吉野の宮は 重なり合った美しく青垣のような山々に

  囲まれて、川の流れの清き河内であることです。

  春には山に花々が咲きあふれ、秋には霧が立ちこめる

  その山が一層神々しく、この川が絶えることが無いように

  ももしきの大宮人は 変わることなく通うのであろう

拍手[0回]

カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
ブログ内検索
プロフィール
HN:
辻友子
性別:
女性
自己紹介:
万葉を歌う歌手、辻友子のブログ。くわしくはホームページを!
Copyright © 万葉歌手辻友子 All Rights Reserved.
Designed by 10p
Powered by Ninja Blog

忍者ブログ [PR]