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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ いきめぐり みともあかめや なきすみの

       ふなせのはまに しきるしらなみ


★ 浜をめぐり歩き、見ても飽く事があろうか・・こんなに美しい

   名寸隅の浜に寄せる白波は・・・・

              巻6-937 笠朝金村

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★ たまもかる あまをとめども みにいかむ 

           ふねかぢもがも なみたかくとも


★ 美しい藻を刈っているかわいい海人の乙女たちを見に行こうよ

          船の梶はないかなぁ 波が高くても・・・

                 巻6-935 笠朝金村

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★ 名寸隅の 船瀬ゆ見ゆる 淡路島 松帆の浦に 朝凪に 

  玉藻刈りつつ 夕凪に 藻塩焼きつつ 海少女 

  ありとは聞けど 見に行かむ 縁の無ければ 大夫の 

  心はなしに 手弱女の 思ひたわみて たもとほり 

  我はそ恋ふる 船楫をなみ


★ なきすみの ふなせゆみゆる あはぢしま まつほのうらに

  あさなぎに たまもかりつつ ゆふなぎに もしほやきつつ

  あまをとめ ありとはきけど みにゆかむ よしのなければ

  ますらをの こころはなしに たわやめの おもひたわみて

  たもとほり あれはそこふる ふなかぢをなみ


★ 名寸隅の船泊まりから見える淡路島の松帆の浦では、朝凪には

  美しい藻を刈ったり、夕凪には 藻塩を焼いたりしている

  海人娘子がいると聞いているけれど、見に行く理由も無いので

  立派な男子のような心も持てずに、 手弱女のように思い悩んで

  行ったり来たりして、私は恋しているのだ・・・漕ぐ楫もないので


           巻6-935 笠朝臣金村

昔も今も殿方のなさる事は同じですね・・・・1300年も前と言うのに

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★ あさなぎに かぢのおときこゆ みけつくに

         のしまのあまの ふねにあるらし

★ 朝凪に波を漕ぐ楫の音が聞えて来ます。大君のお食事の

  為の 野島の海人の船を漕ぐ音でしょう・・・・

                巻6-934  山部赤人

  

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★ 天地の 遠きが如く 日月の 長きが如く 押し照る 難波の宮に

  わご大君 国知らすらし 御食つ国 日の御調と 淡路の

  野島の海人の 海の底 奥つ海石に 鰒珠さはに潜き出 船並めて

  仕へまつるし 貴し見れば 


★ あめつちの とおきがごと ひつきの ながきがごとく おしてる

  なにはのみやに わごおほきみ くにしらすらし みけつくに

  ひのみつきと あはぢの のしまのあまの わたのそこ

  おきついくりに あはびたま さはにかづきで ふねなめて

  つかへまつるし たふとしみれば 

★ 天地が洋々と広がるように、月日が永遠であるように、

  照り輝いている難波の宮殿にて、わが大君は国をお治めに

  なっておられると言う。大君のお食事を用意する国の、

  日の神の御食料として、淡路の野島の海人が、海の底奥深く

  岩礁に潜っては、鰒玉(真珠を持つ鰒)を沢山潜って取り出し
 
  船を並べてお仕えしていることは、大変貴い事です。


                   巻6-933 山部赤人

  

  

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