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★ 鯨魚取り 浜辺を清み うち靡き 生ふる玉藻に 朝凪に
千重波寄せ 夕凪に 五百重波寄す 辺つ波の いやしくしくに
月に異に 日に日に見とも 今のみに 飽き足らめやも 白波の
い咲き廻れる 住吉の浜
★ いさなとり はまへをきよみ うちなびき おふるたまもに
あさなぎに ちへなみよせ ゆふなぎに いほへなみよす
へつなみの いやしくしくに つきにけに ひにひにみとも
いまのみに あきたらめやも しらなみの いさきめぐれる
すみのえのはま
★ 鯨が取れるという海の浜辺がとても清らかで、ゆらめき
靡いている美しい藻は 朝凪には 千重の波が寄せて
夕凪には 五百重の波が寄せてくる。本当になんというか
月が変わって毎日見ていても飽きる事のない美しさです。
白波がまるで、花のように咲き廻るこの住吉の浜は・・・
巻6-931 車持朝臣千年(くるまもちのあそみちとせ)
いやしくしくに・・・「いや」とても、大変
「しくしく」 は重く重くと書きます。
万葉は繰り返しの言葉が多いと思います。
千重波寄せ 夕凪に 五百重波寄す 辺つ波の いやしくしくに
月に異に 日に日に見とも 今のみに 飽き足らめやも 白波の
い咲き廻れる 住吉の浜
★ いさなとり はまへをきよみ うちなびき おふるたまもに
あさなぎに ちへなみよせ ゆふなぎに いほへなみよす
へつなみの いやしくしくに つきにけに ひにひにみとも
いまのみに あきたらめやも しらなみの いさきめぐれる
すみのえのはま
★ 鯨が取れるという海の浜辺がとても清らかで、ゆらめき
靡いている美しい藻は 朝凪には 千重の波が寄せて
夕凪には 五百重の波が寄せてくる。本当になんというか
月が変わって毎日見ていても飽きる事のない美しさです。
白波がまるで、花のように咲き廻るこの住吉の浜は・・・
巻6-931 車持朝臣千年(くるまもちのあそみちとせ)
いやしくしくに・・・「いや」とても、大変
「しくしく」 は重く重くと書きます。
万葉は繰り返しの言葉が多いと思います。
★ 押し照る 難波の国は 葦垣の 古りにし里と 人皆の
思ひやすみて つれもなく ありし間に 績み麻なす 長柄の宮に
真木柱 太高敷きて 食す国を 治めたまへば 沖つ鳥 味経の原に
もののふの 八十伴の男は いほりして 都なしたり
旅にはあれども
★ おしてる なにはのくには あしかきの ふりにしさとと
ひとみなの おもひやすみて つれもなく ありしあひだに
うみをなす ながらのみやに まきばしら ふとたかしきて
をすくにを おさめたまへば おきつとり あぢふのはらに
もののふの やそとものをは いほりして みやこなしたり
たびにはあれども
★ 海が一面に輝く難波の国は、葦垣をめぐらした振り里だと
人はみんな思う事を忘れて、何のゆかりもないところでだったのに
績んだ麻糸のように、長い長柄の里に 立派な柱を太く高く
どっしりと立てて、この国土をお治めになる。沖を飛ぶ鳥
・・味鴨の味経ふの原に。沢山の廷臣たちが、仮の宿を取り
都としている。旅先ではあるのだけれども・・・・
巻6-928 笠朝臣金村
思ひやすみて つれもなく ありし間に 績み麻なす 長柄の宮に
真木柱 太高敷きて 食す国を 治めたまへば 沖つ鳥 味経の原に
もののふの 八十伴の男は いほりして 都なしたり
旅にはあれども
★ おしてる なにはのくには あしかきの ふりにしさとと
ひとみなの おもひやすみて つれもなく ありしあひだに
うみをなす ながらのみやに まきばしら ふとたかしきて
をすくにを おさめたまへば おきつとり あぢふのはらに
もののふの やそとものをは いほりして みやこなしたり
たびにはあれども
★ 海が一面に輝く難波の国は、葦垣をめぐらした振り里だと
人はみんな思う事を忘れて、何のゆかりもないところでだったのに
績んだ麻糸のように、長い長柄の里に 立派な柱を太く高く
どっしりと立てて、この国土をお治めになる。沖を飛ぶ鳥
・・味鴨の味経ふの原に。沢山の廷臣たちが、仮の宿を取り
都としている。旅先ではあるのだけれども・・・・
巻6-928 笠朝臣金村