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★ やすみしし 我ご大君の 常宮と 仕へまつれる 雑賀野ゆ 背向に見ゆる 沖つ島 清き渚に
風吹けば 白波騒ぎ 潮干れば 玉藻刈りつつ 神代より しかそ貴き 玉津島山
★ やすみしし わごおおきみ とこみやと つかへまつれる さひかのゆ そがひみみゆる おきつしま
きよきなぎさに かぜふけば しらなみさわき しほふれば たまもかりつつ かみよより しかそたふとき
たまつしまやま
★ 八方を治めるわが天皇の永遠の宮としてお仕え申し上げる雑賀野から(和歌山県和歌山市の南西部)
向き合って見える沖つ島、その清らかな渚に、風が吹くと、白波がたち、潮が引くと、美しい藻を
刈りながら、神代の昔から、なんと貴いところであろう・・・玉津島山は・・・・
巻6-917 山部赤人
風吹けば 白波騒ぎ 潮干れば 玉藻刈りつつ 神代より しかそ貴き 玉津島山
★ やすみしし わごおおきみ とこみやと つかへまつれる さひかのゆ そがひみみゆる おきつしま
きよきなぎさに かぜふけば しらなみさわき しほふれば たまもかりつつ かみよより しかそたふとき
たまつしまやま
★ 八方を治めるわが天皇の永遠の宮としてお仕え申し上げる雑賀野から(和歌山県和歌山市の南西部)
向き合って見える沖つ島、その清らかな渚に、風が吹くと、白波がたち、潮が引くと、美しい藻を
刈りながら、神代の昔から、なんと貴いところであろう・・・玉津島山は・・・・
巻6-917 山部赤人
★ 味ごり あやに羨しく 鳴る神の 音のみ聞きし み吉野の 真木立つ山ゆ 見降せば 川の瀬ごとに
明け暮れば 朝霧立ち 夕されば かはづ鳴くなへ 紐解かぬ 旅にしあれば 吾のみして 清き川原を
見らくし惜しも
★ うまごり あやにともしく なるかみの ねのみききし みよしのの まきたつやまゆ みおろせば
かわのせごとに あけくれば あさぎりたち ゆうされば かはづなくなへ ひもとかぬ たびにしあれば
わのみして きよきかはらを みらくしをしも
★ 織り目も美しい綾、あやしいほどに羨ましく、雷鳴の響きのように噂にばかり聞いていた、み吉野の
霊木の茂り立つ山から見下ろすと、どの川の瀬にも 夜が明けると朝霧が立ち、夕方になると蛙が鳴く。
それにつけても、紐も解かずに寝る旅の身なので、自分ひとりだけで、清い河原を見るのが残念である。
巻6-913