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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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春の苑 紅にほふ 桃の花

 下照る道に  出で立つ少女

   巻19-4139  大伴家持

★ はるのその くれないにほふ もものはな

   したでるみちに いでたつおとめ

★ 春の庭園・・・紅色に輝く桃の花の下・・

  照り映える道に、立っている乙女よ・・・

  
   絵画で言うなら、印象派のモネだろうか・・・

ルノワールだろうか・・・言葉は要らない・・・

ただ、私的には、下照る→したでる→しもてる

にしたいんだなぁ・・・音(おん)としては・・・

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石走る 垂水の上の さ蕨の 

   萌えいづる春に なりにけるかも

     巻8-1418   志貴皇子

★ いはばしる たるみのうへの さわらびの

    もへいづるはるに なりにけるかも

★ 雪解け水が、岩の上を走るように流れている・・・

     その清水の直ぐ傍に、蕨が芽をだしている・・

      あ~、春になったのだなぁ・・・

 
  
  私の大好きな万葉和歌の一つです。

 シンプルな中に、春の生命の息吹きや躍動感、

 生命賛歌が込められていて、元気をもらえます。

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春されば まず咲く宿の 梅の花 
   
    一人見つつや 春日暮らさむ 


★ はるされば まずさくやどの うめのはな

   ひとりみつつや はるひくらさむ


★ 春が来ると、真っ先に我が家の梅の花が咲く。

 それを、見ながら、春の日を一人過ごすのだろうか・・・・
    
         巻5-818  山上憶良


されば→「去る」のではなく、「来る」の意。私流の解釈では、

      「さ」 「ある」→そのように、ある・・・と言う事だと思う。

山上憶良らしい、生活に密着した歌だと思う。ちょっと、淋しがりやさん?

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さて、巻9-1740 は、いよいよ、

浦島太郎のお話に入ります。

万葉集では、長歌の分類です。

こうして読むと、怖い・・・・・

ひとまず、明日本番なので、

それが、無事終わってから、書くことに

致しましょう。

明日(3月21日)のコンサートは、

梅の花の和歌が中心です。

万葉集の新曲が、三曲もあります。

お楽しみに~



            

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★ かなとにし ひとのきたてば 

    よなかにも みはたなしらず いでてそあひける

★ 門に男が立つと、たとえ夜中であっても、わが身を

  省みず、出て行って逢っていたと言う事である。

     巻9-1739  高橋虫麻呂

  門や鍵という言葉は、家の中の世界と、

  外の世界との、境目のものとして、象徴される。

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