忍者ブログ
万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
[1019]  [1020]  [1021]  [1022]  [1023]  [1024]  [1025]  [1026]  [1027]  [1028]  [1029
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

PR

★ みたたしし しまをみるとき にはたづみ ながるるなみだ とめそかねつる

★ 君がお立ちになっていらした、庭園の池の島を見ると 雨水が溢れ流れるがごとく、流れる涙を

   止める事が出来ません・・・

                                      巻2-178   宮の舎人

拍手[0回]

★ いめにだに みざりしものを おほほしく みやでもするか さひのくまみを

★ 夢にさえ想像もしなかった、心も重苦しく、宮に出仕することです・・・檜の隈の地を・・・

                                      巻2-175   宮の舎人(みやのとねり)

拍手[0回]

★ よそにみし まゆみのおかも きみませば とこつみかどと とのゐするかも

★ 無関係なものとして見て来た真弓の岡も、君がおいでになるとあらば、永遠の宮殿として

  奉仕することです。  

                                    巻2-174    宮の舎人(みやのとねり)

挽歌が続きます・・・

「真弓の岡」は皇子の殯(あらき)の行われた場所です。あらきとは、埋葬までの間、

新城(あらき)を建てて、お祭りする事を言います。

拍手[0回]

★ たかひかる わがひのみこの よろずよに くにしらさまし しまのみやはも

★ 高く輝く、わが日の皇子が、永く国土をお治めになって欲しかった島の宮よ・・・

                                     巻2-171  宮の舎人(みやのとねり)
島の宮 勾の池の 放ち鳥 人目に恋ひて 池に潜かず
お友やん (2009年11月25日 23:48) | コメント(0) | トラックバック(0)

★ しまのみや まがりのいけの はなちどり ひとめにこひて いけにかづかず

★ 島の宮の勾の池の、放ち鳥は 人の目を恋しがって池に潜ろうともしない


                                       巻2-170  柿本人麻呂

草壁皇子への挽歌です。

草壁皇子が住んでいた家の池に放っている鳥たちに例えて、草壁皇子がこの世を去った悲しみを

詠ったものです。しばらく、挽歌が続きます。

拍手[0回]

★ しまのみや うへのいけなる はなちどり あらびないきそ きみいまさずとも

★ 島の宮の上の放ち鳥よ、すさんでいっては駄目です・・ご主人がいらっしゃらなくとも・・・・

                                      巻2-172  宮の舎人(みやのとねり)

挽歌が続きます。

日並皇子のお住みなっていらした御殿の、お庭の池に放している、遠くに飛ばぬように少し

羽を切られている鳥のことを放ち鳥といいます。大切に飼われていた放ち鳥が、野生化して

荒れていく様に、皇子を失った自分の心を投影しているかのようです。

拍手[0回]

カレンダー
07 2025/08 09
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
ブログ内検索
プロフィール
HN:
辻友子
性別:
女性
自己紹介:
万葉を歌う歌手、辻友子のブログ。くわしくはホームページを!
Copyright © 万葉歌手辻友子 All Rights Reserved.
Designed by 10p
Powered by Ninja Blog

忍者ブログ [PR]