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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ かすがのの やまべのみちを おそりなく かよひしきみが みえぬころかも

★ 春日野の山道を、私の所へ恐れもなく通ったあなたがさまが、この頃お見えにならない事です

                            巻4-518  石川郎女

さて、旦那である大伴安麻呂に向けての歌か・・・それとも・・・・

良い時代です。夫婦で暮らす時間も短いし、それも年を取ってから、若い間は通い婚です。理想的ですね。

大体、下手すると80年ぐらい一緒に暮らすなんて、修行もいいとこですね。何も、滝に打たれなく

ても、座禅を組まなくとも、夫婦という年月を半世紀も暮らすだけで、充分修行です。

滝に打たれて、他所に女作ってるんじゃどうしようもないですね・・・・ははは

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★ あめつつみ つねするきみは ひさかたの さくやのあめに こりにけるかも

★ 雨に濡れるのを嫌って、いつも家にこもっているあなたは、昨夜の雨に降られて

すっかり懲り果ててしまったのだろうか?


 雨を障む・・・と書いて、雨は強い呪力を持つので、できる限りあたらぬほうが良いとされた。

  雨障み・・・は、雨を避けてじっと家に籠って居ること・・・・前で、来ない男への恨みが籠っている

                                

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★ ころもでの わかるこよひゆ いももあれも いたくこひなむ あふよしをなみ

★ 互いに交わした袖が別れる今夜から、あなたも私もひどく恋しく思うことでしょう。

  逢うすべもないのですから・・・・

                          巻4-508  三方沙弥(みかたのさみ)

 会った瞬間から、別れのときが近づいて来る・・・・そして、別れた瞬間から、それまでの

 幸せなひと時が、狂おしい時間へと一変する・・・恋・・というもの

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★ いまさらに なにをかおもはむ うちなびき こころはきみに よりにしものを

★ 今更に何を思いましょう。私のこころはすっかりあなたに靡き寄ってしまっているというのに

                             巻4-505  安倍女郎

責めよりて 女は靡き  後ずさり 男の性(さが)は 変わらぬものを

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★ わがせこは ものなおもひそ ことしあらば ひにもみずにも わがなけなくに

★ 私の愛しい人よ・・・・物思いなどする必要はありません。何事かあったなら、火にも水にも

  私が共にいます。

                      巻4-506        安倍女郎

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