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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ いまのみの わざにはあらず いにしへの ひとそまさりて ねにさへなきし

★ 恋の苦しさは、今だけのことではない・・・・昔の人は、もっと私以上に声に出して

   泣いていた事です

                                  巻4-498  柿本人麻呂

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★ みくまのの うらのはまゆふ ももへなす こころはおもへど ただにあはぬかも

★ み熊野の浦の浜木綿が幾重にも重なっているように、心では幾重にも思うのですが

   直接にお遭いすることはかないません

                        巻4-496    柿本人麻呂

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★ おきてゆかば いもこひむかも しきたへの くろかみしきて ながきこのよを

★ あとに置いていったならば、あなたは恋しく思うのでしょう・・・敷栲の黒髪を寝床に長く

  靡かせて、長いこの夜を・・・・

                          巻4-493   田部忌寸櫟子(たべのいみきいちひ)

万葉の時代は通い婚・・・女の所に、男が訪ねて来ます。燃える愛を交わした後に、女は

必ず置いていかれるのです。寝床にはほどけた女の長い黒髪が・・・・

艶っぽい歌ですね・・・・

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★ わぎもこを あいしらしめし ひとをこそ こひのまされば うらめしみおもへ

★ あなたを引き合わせてくれた人をこそ、恋心が募れば募るほど恨めしく思えることです

             巻4-494  田部忌寸櫟子

恋しいと歌うのではなく、恋心の強さを歌うために、引き合わせてくれた人を恨むという

この心憎い演出・・・・う~ん

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★ あさひかげ にほへるやまに てるつきの あかざるきみを やまごしにおきて

★ 朝の光輝く山に、白く光る月のように、満ち足りない思いの残るなたを、山の向こうに

   置いて・・・・

                          巻4-495    舎人吉年(とねりのきね)

舎人吉年は、女官・・・田部櫟子が、大宰府の役人に命じられ、恋人の女官である舎人吉年との

別れを歌い合った相聞歌です。

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