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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ あづさゆみ はるやまちかく いへをらば

     つぎてきくらむ  うぐひしのこえ


★ 梓弓を張るように・・・春山の近くの、家に居たなら

   絶え間なく聞き続けているだろう・・・・鶯の鳴き声を

    巻10-1829       鳥を詠める  作者不詳

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★ こたへぬに なよびとよめそ よぶこどり

      さほのやまへを のぼりくだりに


★ 誰も答えたりはしないのに、声を響かせて呼ぶな

  呼子鳥よ、佐保川一帯を、上ったり下りたりして・・・

       巻10-1828     鳥を詠める  作者不詳


な・・・・そ   で、禁止

呼子鳥に自分の悲しい恋情を、写している。

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★ かすがなる はがひのやまゆ さほのうちへ

      なきゆくなるは たれよぶこどり


★ 春日にある、羽交の山から、佐保川一帯を

   鳴きながら飛んでいくのは、誰を呼んでいるのか・・・

   呼子鳥よ・・・・

          巻10-1827     鳥を詠める  作者不詳


万葉集は、高校などで習った既成の考え方では、解りえないところが

沢山あるように思う。そして、それは、正しい正解など和歌に必要ない

事であり、その風景と心を伝えることがもっとも大切なことだと思う。

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★ はるされば つまをもとむと うぐひすの

     こぬれをつたひ なきつつもとな


★ 春になったので、妻を求めて鶯が枝先を

   伝ってしきりに鳴いてどうしようもないことです

       巻10-1826    鳥を詠める  作者不詳

    

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★ むらさきの ねばふよこのの はるのには 

     きみをかけつつ うぐひすなくも


★ 紫草が根を這い延ばしている、横野の春には、

   君を心に懸けてるかのように鶯も鳴くことです

    巻10-1825    鳥を詠める 作者不詳


返歌>  誰(たれ)を呼ぶ ほーほけきょうと 鶯の 

                うつくしき声  空に沁みいる


            津路 知子

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