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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ みわたせば かすがののへに かすみたち

    さきにほへるは さくらばなかも


★ 見渡すと、春日の野辺には、霞が立ち

   色美しく咲き誇っているのは、桜の花でありましょう


     巻10-1872  花を詠める 作者不詳


にほふ→ 彩り鮮やか・・・である。なぜ、ニホフが視覚の

色から、嗅覚のにおう・・・に変化したのかしら・・・・

いや、待てよ・・・かぐやかなる匂いがするがごとき美しい色

と言う事か・・・・

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★ はるさらば ちらまくおしき うめのはな

    しましはさかず ふくみてもがな


★ 春になったなら、散ってしまうのが惜しい梅の花よ

  今しばらくは咲かずに、蕾のままでいておくれ

    巻10-1871   花を詠める  作者不詳


 「花を詠める」シリーズは、すべて、「恋の歌シリーズ」

にできそうですね・・・・昔は、恋の手引書にもなったことでしょう

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★ はるあめは いたくなふりそ さくらばな

    いまだみなくに ちらまくおしも


★ 春雨よ・・・そんなに酷く降るな・・・桜の花を

   まだ見てもいないのに、散ってしまったら

   惜しいではないか・・

     巻10-1870   花を詠める 作者不詳

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★ はるさめに あらそひかねて わがやとの

     さくらのはなは さきそめにけり


★ 春雨の誘惑に抗しきれずに、わが庭の

   桜の花が、開き始めたことです。

       巻10-1869 花を詠める 作者不詳

最初は梅が渡来して、宮廷人の邸宅内に植えられ、

愛でられていた。さくらは、随分と経ってから・・・

万葉集では、圧倒的に梅の花を詠む歌が多い。

しかも、白梅である。紅梅が中心になったのは

もっと、後からである。もしてや、邸内に桜を植えているのは

珍しいのでは・・・・

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★ かはづなく よしののかわの たぎのうへそ

     あしびのはなそ はしにおくなゆめ


★ 河鹿の鳴く吉野の川の激流のほとりに咲く馬酔木の花なのだから

   ゆめゆめ粗末な場所に置かないように・・・

            巻10-1868    花を詠める 作者不詳

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