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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ わがやとの けもものしたに つくよさし

          したごころよし うたてこのころ


★ 我が家の娘も初潮を迎え、美しい女人のなかま入りです。

  満ち足りた思いです。このごろは・・・・・

       巻10-1889    比喩歌 作者不詳


 毛桃→柔らかな産毛の生えた桃→娘の比喩

 月夜→ 月のもの→初潮
 (夜となるのは、やはり、生理が基本的には穢れを意味するからか)

 下心よし→ 心の奥で満足していること・・・今の下心とは違いますよ

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★ しらゆきの つねしくふゆは すぎにけらしも

     はるがすみ たなびくのへの うぐひすなくも


★ 白雪がいつも降り積もっている寒い冬は過ぎたらしい・・・

    春霞たなびく 野原の鶯も鳴いているよ・・・

           巻10ー1888  旋頭歌(五七七 五七七) 作者不詳

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★ かすがなる みかさのやまに つきもいでぬかも

   さきやまに さけるさくらの はなのみゆべく


★ 春日の三笠の山に、月が出てくれないかなあ・・・

   佐紀山に咲いている桜の花が見られるように・・・・


      巻10-1887 旋頭歌 作者不詳

旋頭歌→五七七 五七七の歌の形式

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★ すみのえの さとゆきしかば はるはなの

     いやめづらしき きみにあへるかも


★ 住吉の里を、通って行っていたら、春に花が咲くのを

   待ち焦がれるように思っていた慕わしいあなたに

   なんと珍しいことか・・・出逢ったことです。

       巻10-1886  逢ふを懽べる  作者不詳


 住吉→すみよし→すみのえ    何故かすみのえの方が

 ぴったり来る・・・・・私には・・・・

春花→と言う一言で、春の花が開くのをを待つような心で待っていた

となる・・・・なんて素敵なんでしょう!!

   

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★ ものみなは あらたしきよし ただしくも

     ひとはふりにし よろしかるべし


★ 物はみんな新しいのが良いですね。

  しかれども 人だけは 老成したほうが よいと思います

   巻10-1885  作者不詳

巻10-1884の反歌ですね・・・年老いていくことのわびしさ

を歌ったのに対し、いや、年老いていくことこそ素晴らしい・・と

歌っています。

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