忍者ブログ
万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
[889]  [890]  [891]  [892]  [893]  [894]  [895]  [896]  [897]  [898]  [899
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

PR
★ はるのあめに ありけるものを たちかくり

     いもがいへぢに このひくらしつ


★ それほど激しくは降らない春雨の日であったのに

   ちょっと、雨よけに隠れて、いとしい人の家に行く

   途中の道で、今日を暮らしてしまった・・・・

      巻10-1877  雨を詠める 作者不詳


春雨などたいした事もないのに、雨宿りなどして、

彼女の家に行き着かなかった・・・愚かな自分よ・・・

って、感じかな・・・・

拍手[0回]

★ あさがすみ はるひのくれば このまより

    うつろふつきを いつとかまたむ


★ 朝の霞の立つ春の一日が暮れたなら、

   今度は木の間より、移っていく月がいつ

   現れるのかと待つのだろう・・・・・


春は、早朝に霞が立ち、長い日が暮れる頃には

月が現れるの待つ・・・・・一日が長い季節である。

○ 春の海  ひねもす のたりのたりかな  与謝蕪村

拍手[0回]

★ はるされば きのこのくれの ゆふづくよ

     おほつかなしも やまかげにして


★ 春であるから、木の木陰を照らす 夕方から夜になるときの

   月は、ぼんやりとしている・・・山陰にいるからか・・・

        巻10-1875    月を詠める 作者不詳

夕月夜・・・・・夕方で夜で、月・・・・私はどちらともいえない
         時刻の曖昧な月と、想像しました。

拍手[0回]

★ はるがすみ たなびくけふの ゆふづくよ

      きよくてるらむ たかまとののに


★ 春霞がたなびく、今日の夕月は、なんと清らかに

   照っているのだろう・・・・・高円の野原に・・・

        巻10-1874 月を詠める  作者不詳


現代人も、夕方の月を仰ぎ見る余裕を持って欲しいものです。

★ うち靡く 春さりくれば 

      美空には 色も清けし 夕月夜かな

               津路 知子

拍手[0回]

★ いつしかも このよのあけむ
 
   うぐひすの こづたひちらす  うめのはなみむ



★ いつになったら、今夜が明けるのであろう・・・

  鶯が枝を伝い、梅の花を散らすのを見よう
 
    巻10-1873 花を詠める 作者不詳

 
 梅の花が散るところなんて、現代は目に留めません。

  やはり、時の流れが違うようですね・・・・・

拍手[1回]

カレンダー
08 2025/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
ブログ内検索
プロフィール
HN:
辻友子
性別:
女性
自己紹介:
万葉を歌う歌手、辻友子のブログ。くわしくはホームページを!
Copyright © 万葉歌手辻友子 All Rights Reserved.
Designed by 10p
Powered by Ninja Blog

忍者ブログ [PR]