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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ かすみたつ はるのながひを こひくらし

    よのふけぬるに  いもにあへるかも


★ 霞の立つ、春の長い一日を 恋暮らして

   夜がすっかり更けてしまった・・・・そして、やっと

    いとしい人に逢えた事です。


     巻10-1894   柿本人麻呂歌集 

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★ いでてみる むかひのおかに もとしげく  

     さきたるはなの  ならずはやまじ


★ 家を出て見る、向こうの岡(彼女の家)の

  木の枝が沢山繁らせている花のごとくに

  この恋成就させずにおくものか・・・・

     巻10-1893  春の相聞  柿本人麻呂和歌集

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★ はるやまの きりにまとへる うぐひすも

    われにまさりて ものもはめやも


★  春山の霧に迷う鶯も、私より物思いを

    するのであろうか・・・・

       巻10-1892  柿本人麻呂歌集 作者不詳


 春は霞と言うのが、多いけれど、ここは「霧」を使っている。

 漢詩文から、取ったもののようです。

 何のことは無い、内容が、何故か格調高い歌の表現となる・・・

  万葉歌の不思議・・・・・・

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★ ふゆこもり はるさくはなを たおりもち

     ちたびのかぎり こひわたるかも


★ 籠りの季節である冬が過ぎ春がやってきて、

  咲いた花・・・それを手で折っては、数限りなく

  恋ひ慕うことです・・・・

      巻10-1891 春の相聞 柿本人麻呂歌集

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春の相聞

★ はるやまの ともうぐひすの なきわかれ

    かえりますまも おもほせわれを


★ 春山の友鶯が、鳴いて(泣いて)別れるように、

   帰る間も、思ってください私の事を・・・・

       巻10-1890  柿本人麻呂歌集

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