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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ たびにして つまこひすらし ほととぎす

    かむなびやまに さよふけてなく


★ 旅にあっては ほととぎすも 妻が恋しいらしい・・・

   神奈備山で、真夜中に鳴いている。

     巻10-1938   古歌集   

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★ 丈夫の 出で立ち向かふ 故郷の 神奈備山に

   明け来れば 柘のさ枝に 夕されば 小松が末に

   里人の 聞き恋ふるまで 山彦の 相響むまで 

   霍公鳥 妻恋ひすらし   さ夜中に鳴く


★ ますらをの いでたちむかふ ふるさとの かむなびやまに

  あけくれば つみのさえだに ゆふされば こまつがうれに

  さとびとの ききこふるまで やまびこの あひとよむまで

  ほととぎす つまごひすらし さよなかになく


★ 立派な男子が都に出て、都に立ち向かい合う故郷の

  神奈備山に、夜が明ければ、つみ(山桑の木)の枝に

  夕方になると小松の梢に、里の人々が聞いて恋しくなるほど

  やまびこの相和して響くまで、ほととぎすが妻を恋い慕って

  夜中鳴いている。

             巻10-1937  鳥を詠める

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次は、夏の雑歌です。

只今、2012年6月21日・・・梅雨真っ盛り・・・初夏の風が吹いております。

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★ うめのはな ちらすはるさめ いたくふる

     たびにやきみが いほりせるらむ


★ 梅の花を散らす春雨が酷く降っている・・

  旅先に居て、あなたは仮の宿りに籠っているだろうか・・・

       巻10-1918  雨に寄せたる

季節に応じて、解釈をしているので、飛ばしている所もあります。

その季節になれば、また書きます。

それにしても、恋で始まり恋に終わる・・・・万葉人よ・・・・

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★ はるさめは ころもはいたく とほらめや

    なぬかしふらば なぬかこじとや


★ 春雨は、そんなに酷く降って、衣を濡らす

  訳でもあるまいに、七日雨が降ると、

  七日来ないなんて・・・なんてつれない人でしょう。

     巻10-1917  雨に寄せたる

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