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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ まきのうへに ふりおけるゆきの しくしくも

    おもほゆるかも さよとへわがせ


★ 神木の上に降る積もる雪のように、重ね重ね

  思われることです。この夜に、訪ねてきてください

  いとしの背の君よ・・・

      巻き8-1659    他田広津娘子

               (をさたのひろつのをとめ)


  さ行は神聖さを表す→さ夜

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★ わがせこと ふたりみませば いくばくか

    このふるゆきの  うれしからまし


★ 我が背の君と二人で見るのでしたら、

   この降る雪の風景は、どんなにか嬉しい事でしょう。

       巻8-1658   光明皇后

  光明皇后→藤原氏の皇后。藤原不比等の娘。

  背の君→聖武天皇

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★ つかさにも ゆるしたまへり こよひのみ 

      のまぬさけかも ちりこすなゆめ


★ 公にもお許しになっていることです。今夜だけ

  飲む酒なのだろうか・・・・梅よ、散らないでくれ

  けっして・・・

       巻8-1657    1656首に和へたる歌

  酒は役所で禁制をだして、「都の中、村里の中で

  宴会をしてはならない。ただし、親しいものが一人

  二人で飲んで楽しむことは許可する」と言っている。

  これによって、答えた人がこの上句を作った。

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★ さかづきに うめのはなうかべ おもふどち

    のみてののちは ちりぬともよし


★ 酒杯に梅の花を浮かべて、親しい仲間と飲んだ

   後は、散ってしまっても構わない事です。

       巻8-1656   大伴坂上郎女

   酒豪だったのかしら・・・・・女性にしては潔い
  
   歌ですね。

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★ たかやまの すがのはしのぎ ふるゆきの

   けぬかといはも こひのしげけく


★ 高い山の菅の葉を押し伏せて降る雪のように、

   消えてしまったと言うのでしょうか・・・恋の想いは・・

       巻8-1655 三国真人人足

            (みくにまひとひとたり)

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