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★ わがせこが つかひこむかと いでたちの
このまつばらを けふかすぎなむ
★ 我が背の君の恋の使いが来ないかと、門に出で立つ
この出立の松原を今日、過ぎて行くのだろうか・・・・
巻９－１６７４
出立→出で立つ 地名と掛けている。
松原→ 待つ を、掛けている。
このまつばらを けふかすぎなむ
★ 我が背の君の恋の使いが来ないかと、門に出で立つ
この出立の松原を今日、過ぎて行くのだろうか・・・・
巻９－１６７４
出立→出で立つ 地名と掛けている。
松原→ 待つ を、掛けている。
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★ かざなしの はまのしらなみ いたづらに
ここによせくる みるひとなしに
★ 風莫の浜の白波はむなしくただ、ここに寄せてくる
見る人も居ないのに・・・・
巻９－１６７３ 長意吉麻呂
ここによせくる みるひとなしに
★ 風莫の浜の白波はむなしくただ、ここに寄せてくる
見る人も居ないのに・・・・
巻９－１６７３ 長意吉麻呂
[1回]
★ くろうしがた しほひのうらを くれなゐの
たまもすそびく ゆくはたがつま
★ 黒牛潟（和歌山県海南市の黒江湾）の潮が引いた浦を
美しい裳裾を引いて歩いて行くのは、誰の妻なのだろう・・・
巻９－１６７２
万葉の時代は、女性は上下分かれた服装。
今で言えば、ブラウスとロングスカートでした。
たまもすそびく ゆくはたがつま
★ 黒牛潟（和歌山県海南市の黒江湾）の潮が引いた浦を
美しい裳裾を引いて歩いて行くのは、誰の妻なのだろう・・・
巻９－１６７２
万葉の時代は、女性は上下分かれた服装。
今で言えば、ブラウスとロングスカートでした。
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★ ゆらのさき しほひにけらし しらかみの
いそのうらみを あへてこぐなり
★ 由良の崎は、潮が引いたらしい。白神の
磯の浦の周りを、無理やり漕いでいるようです。
巻９－１６７１
いそのうらみを あへてこぐなり
★ 由良の崎は、潮が引いたらしい。白神の
磯の浦の周りを、無理やり漕いでいるようです。
巻９－１６７１
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★ あさびらき こぎでてわれは ゆらのさき
つりするあまを みてかえりこむ
★ 朝、港を漕ぎ出て、私は釣りをする海人を
見て帰ってこよう。
巻９－１６７０
つりするあまを みてかえりこむ
★ 朝、港を漕ぎ出て、私は釣りをする海人を
見て帰ってこよう。
巻９－１６７０
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