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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★高山の 菅の葉しのぎ 降る雪の 

   消ぬとか言はも 恋の繁けく


★ たかやまの すがのはしのぎ ふるゆきの

   けぬとかいはも こひのしげけく


★ 高い山の、高貴な菅の葉を、押し伏せて

  降る雪のように、消えてしまったと言うのか・・

  募る恋の思いは・・・・

       巻8-1655  三国真人人足

        (みくにまひとひとたり)

   ・奥山の 菅の根しのぎ 降る雪の

     消ぬとかいはむ 恋のしげきに

       古今集 よみ人知らず

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★ まつかげの あさぢがうへの しらゆきを

     けたずておかむ ことはかもなき

★ 松の木陰の浅茅の上の白雪を 消さずに置く

   方法はないものだろうか・・・・

      巻8-1654    大伴坂上郎女

  雪の歌

   ことはかもなき・・・の解釈に、いくつかの説が

   あります。

   こと はかもなき

   ことは  かも なき   etc

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★ いまのごと こころをつねに おもへらば

     まづさくはなの つちにおちめやも

★ 今のように心を平常にして、慕っていたのであれば

  最初に咲く梅の花のように、たやすく落ちてしまうであろうか

       巻8-1653  県犬養娘子

        (あがたのいぬかひのをとめ)

   梅に寄せて思ひを発せる歌一首 (寄物発思)

   初梅は早く土に落ちやすいと言われています。

   男性との恋への後悔からなのかしら・・・・・・

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★ うめのはな おりもおらずも みつれども

   こよひのはなに なほしかずけり

★ 梅の花を折ったのも折らないのも見たけれど、

  どれも、今夜の梅の花の美しさには及ばない

     巻8-1652   他田広津娘子

        (をさたのひろつのをとめこ)

 
 宴席で梅の花に例えて、実は、女の争いか・・・

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★ あわゆきの このころつぎて かくふれば

     うめのはつはな ちりかすぎなむ


★ ぼたん雪が、このごろ次々とこのようにずっと

   降っているので、梅の初花は散ってしまうのだろうか

       巻8-1651  大伴坂上郎女

   雪と梅

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