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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ ゆふされば をぐらのやまに ふすしかし

     こよひはなかず いねにけらしも


★ 夕方になるといつも小倉の山で伏せている鹿は

   今夜は鳴かない・・・もう寝てしまったらしい・・・

    巻9-1664    大泊瀬幼武天皇

        (おおはつせわかたけのすめらみこと)


   巻8の「秋の雑歌」1511の

● 夕されば 小倉の山に 鳴く鹿は

     今夜は鳴かず い寝にけらしも

       岡本天皇(舒明天皇)

 岡本天皇(舒明天皇)が、この歌から本歌取り??

 したのだろうか?

 説が、分かれる所だそう・・・

 ちなみに、(おおはつせわかたけのすめらみこと)は

 雄略天皇の事です。

 巻頭に載せるのは、やはりそれに相応しい風格の和歌を
 
 載せます。1511の和歌も、巻頭では在りませんが、「秋の雑歌」

 の一首目です。 雄略天皇は、万葉集の第一巻、一首目に、

 恋の歌を載せています。

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★ あわゆきの にわにふりしき さむきよを

       たまくらまかず ひとりかもねむ

★ ぼたん雪の庭に降りしきる、寒い夜を

     妻の手枕も無く、一人で寝ることだなぁ

        巻8-1663   大伴宿禰家持

     巻8、終わりました!!

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★ あわゆきの けぬべきものを いままでに

    ながらへぬるは  いもにあはむとそ

★ ぼたん雪のように、消えるべきものだったはず

   なのに、今まで生きながらえてきたのは、

   あなたにお逢いしたいからです。

      巻8-1662   大伴田村大娘

   妹坂上大娘に与へたる歌

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★ ひさかたの つくよをきよみ うめのはな

    こころひらけて  あがもへるきみ


★ 遠い空の彼方から照らす、月の光があまりに清らかなので

  夜開く梅の花の如く、心を開いて私がお慕いする君よ

     巻8-1661      紀少鹿女女郎

                  (きのをしかのいらつめ)

  

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★ うめのはな ちらすあらしの おとのみに

    ききしわぎもを みらくしよしも


★ 梅の花を散らす嵐の音のようにごうごうと

  噂に聞いていたあなたを、こうしてみる事の

  素晴らしき事よ。

     巻8-1660   大伴宿禰駿河麻呂


  

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