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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ はるやまは ちりすぎぬとも 

     みわやまは いまだふふめり きみまちかてに


★ 春の山は、花が散り果てたようだが、ここ三輪山は

   まだ、蕾のままです。あなたのお出でを待ちかねながら・・・


              巻9-1684 柿本人麻呂


 含めり→ふふめり→いまだ、蕾の状態   

 なんと素敵な言葉でしょう。

 ふふむ・・・なんて、可愛らしい事・・・

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★ いもがてを とりてひきよぢ ふさたおり

    わがかざすべく はなさけるかも


★ あの子の手を取って、引き寄せるように、ゆたかに手折り

   私の髪に挿すほど、花が咲いたことです。

        巻9-1683  柿本人麻呂歌集


  舎人皇子(とねりのみこ)に献(たてまつ)れる歌

  舎人皇子→天武天皇の皇子

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★ とこしへに なつふゆゆけや かはごろも

    あふぎはなたぬ やまにすむひと


★ 永遠に、夏と冬が絶えず同じように過ぎて行くからだろうか・・・

   皮の衣と扇を手放さない・・・山に住む人は

        巻9-1682   柿本人麻呂歌集

  忍壁皇子(おさかべのみこ)に献(たてまつ)れる歌一首

    (仙人の形詠めり)


 忍壁皇子→天武天皇の皇子

 仙人→感じを分解して、山と人にした。山に住む人。

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★ おくれいて あがこひおれば しらくもの

   たなびくやまを けふかこゆらむ


★ 跡に残されて、私は恋い慕っていると、白雲の

  たなびいている山を、今日こそはあなたは

  越えていることでしょうか?

     巻9-1681   後れたる人の歌(都に残る妻)


● 音羽山 今朝越え来れば ほととぎす

   梢はるかに 今ぞ鳴くなる   紀友則 (古今集)

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★ あさもよし きへゆくきみが まつちやま 

     こゆらむけふそ あめなふりそね


★ あさもよし(枕詞) 紀伊の国へ行くあなたが、真土山を越えるでしょう

   今日こそ、雨よ降らないでくださいね

       巻9-1680   後れたる人の歌 (都に残る妻)

  
  紀伊→きい→き、となるのは、字余りになるからでしょう。

  この適当さがよろしいですね。

あさもよし→枕詞→麻裳良し→紀伊の国は良質の麻の産地です。

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