忍者ブログ
万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
[826]  [827]  [828]  [829]  [830]  [831]  [832]  [833]  [834]  [835]  [836
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

PR
★ はるくさを うまくひやまゆ こえくなる

   かりのつかひは やどりすぐなり

★ 春の草を馬が食う、その昨山(くいやま)を

   越えてくるのかしら・・故郷からの雁の使いは

   (便りも告げず、)私の旅の宿りを、素通りして行くようだ。

      巻9-1708     柿本人麻呂歌集

 ゆ→経過を表す。

 

拍手[1回]

★ やましろの くせのさぎざか
 
   かみよより はるははりつつ 
  
      あきはちりけり

★ 山背の久世の鷺坂には、神代の時代から

  春は草木が芽吹き続け、
  
    秋は葉を散らしてきたことです。

      巻9-1707  柿本人麻呂歌集

    久世社があり、草木を神聖化しています。

    民謡から題材を取った物だそうです。

拍手[0回]

★ ぬばたまの よぎりはたちぬ 

   ころもでの たかやのうへに たなびくまでに

★ 漆黒の夜に、夜霧が立ち込める。

   衣手の高殿に、たなびくほどに・・・・

       巻9-1706   舎人皇子

  「衣手の高屋」は諸説あります。

拍手[0回]

★ ふゆこもり はるへをこひて うゑしきの
 
     みになるときを かたまつわれぞ

★ こもりの季節である冬に春に咲く花を慕って

  植える木に、実がなる時を、ひたすら待っている
 
  私達です。

        巻9-1705   柿本人麻呂歌集

    

拍手[0回]

★ ふさたおり たむのやまぎり しげみかも

    ほそかはのせに なみのさわける

★ やわわに手折って枝もたわむ・・・・多武山の

   霧が濃くて、細川の瀬に霧が立ち込めるからでしょうか。

   川音の騒がしい事です。

      巻9-1704    柿本人麻呂歌集

     舎人皇子に献れる歌二首

   

拍手[4回]

カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
ブログ内検索
プロフィール
HN:
辻友子
性別:
女性
自己紹介:
万葉を歌う歌手、辻友子のブログ。くわしくはホームページを!
Copyright © 万葉歌手辻友子 All Rights Reserved.
Designed by 10p
Powered by Ninja Blog

忍者ブログ [PR]