忍者ブログ
万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
[827]  [828]  [829]  [830]  [831]  [832]  [833]  [834]  [835]  [836]  [837
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

PR
★ くもがくり かりなくときは

    あきやまの もみちかたまつ ときはすぐれど

★ 雲に隠れて、雁が鳴く時は、秋の山には黄葉が

  をなんとなく待ってしまうものです・・・時期は過ぎたというのに

     巻9-1703      柿本人麻呂歌集

  片待つ→諸説ありますが、真剣に待つというよりは

        片一方では待つ・・・と言う感じでしょうか・・・

拍手[0回]

★ いもがあたり しげきかりがね ゆふぎりに

    きなきてすぎぬ すべなきまでに


★ 愛しい妻の住んでいる辺りに雁が鳴く声が、

  夕霧の中、飛んできて鳴いては、飛び去っていった。

  どうする事もできぬまま・・・・

       巻9-1702   柿本人麻呂歌集

    弓削皇子にたてまつる歌 

 愛しい人にも、会えぬまま、どうする手立てもないのでしょうか・・・

 雁に愛しい妻を見ているのでしょうか・・・・

拍手[0回]

★ さよなかと よはふけぬらし

    かりがねの きこゆるそらに つきわたるみゆ


★ 真夜中に、夜は更けたらしい。雁の鳴く声が、

   聞こえる空に、月が西に渡っていくのが見える

       巻9-1701   柿本人麻呂歌集

   弓削皇子に献れる歌

    弓削皇子(ゆげのみこ)→天武天皇の皇子

拍手[1回]

★ あきかぜに やまぶきのせの なるなへに

     あまくもかける かりにあへるかも


★ 秋風に山吹の咲いている瀬の音が鳴るとともに

   天雲を翔る雁たちに逢えたことです。

     巻9-1700    柿本人麻呂歌集

拍手[1回]

★ おほくらの いりえとよむなり

   いめひとの ふしみがたゐに かりわたるらし


★巨椋の池の入江に鳴き声が響いているようだ。

  射目人が伏す・・・伏見の田んぼに雁が渡ってきているらしい。

       巻9-1699    柿本人麻呂歌集
       
     宇治河にして作れる歌二首

拍手[0回]

カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
ブログ内検索
プロフィール
HN:
辻友子
性別:
女性
自己紹介:
万葉を歌う歌手、辻友子のブログ。くわしくはホームページを!
Copyright © 万葉歌手辻友子 All Rights Reserved.
Designed by 10p
Powered by Ninja Blog

忍者ブログ [PR]