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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ いにしえに こふらむとりは ほととぎす けだしやなきし わがおもへるごと

                                              ぬかたのおおきみ

★遠い昔を恋い慕って飛ぶ鳥はほととぎすかもせれません。

もしかすると、鳴いたのかも・・・・・私が、昔を恋い慕っているように・・・・

                                             額田王

またまた、額田王でございます。

これは、弓削皇子(ゆげのみこ)と言って、天武天皇の息子の歌に返歌したものです。

当時、20代・・・額田王はなんとあの時代では物凄く長寿の60代です。

この素晴らしい感性は凄いです。


弓削皇子(ゆげのみこ)の母は、額田王ではなく、天智天皇(元、大海人皇子)の娘である大江皇女です。

・・・あの曰く因縁つきの兄弟である。こういうのは何関係と言うのだろうか・・・現代風に言うと

元夫の腹違いの娘の息子ということかしらん・・・

本当にあの時代は、勿論、血を守ると言う意味合いが強かったにせよ、ややこしすぎて

頭の悪い私には大変です。


★吉野の宮に幸す(いでます)時、弓削皇子(ゆげのみこ)の額田王に贈与(おく)る歌

いにしへに  恋ふる鳥かも  弓絃葉の  御井の上より  鳴き渡り行く

★いにしへに  こふるとりかも  ゆづるはの  みいのうえより  なきわたりゆく

★遠い昔のことを恋い慕う鳥なのでしょうか? 弓絃葉の茂る吉野離宮の水汲み場の上を

鳴きながら渡っていく鳥は・・・・・・

さて・・・この後も弓削皇子(ゆげのみこ)は額田王に長寿を願った苔むした松の枝を送っている。

この二人親愛の情は何なのであろうか・・・・・これから、万葉を紐解いていくうちにわかるかもしれない。

 

額田王 和へ奉る(こたへたてまつる)歌一首

古に 恋ふらむ鳥は ほととぎす けだしや鳴きし 我が思へるごと

と、なるわけです。

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