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★ いにしえに こふらむとりは ほととぎす けだしやなきし わがおもへるごと
ぬかたのおおきみ
★遠い昔を恋い慕って飛ぶ鳥はほととぎすかもせれません。
もしかすると、鳴いたのかも・・・・・私が、昔を恋い慕っているように・・・・
額田王
またまた、額田王でございます。
これは、弓削皇子(ゆげのみこ)と言って、天武天皇の息子の歌に返歌したものです。
当時、20代・・・額田王はなんとあの時代では物凄く長寿の60代です。
この素晴らしい感性は凄いです。
弓削皇子(ゆげのみこ)の母は、額田王ではなく、天智天皇(元、大海人皇子)の娘である大江皇女です。
・・・あの曰く因縁つきの兄弟である。こういうのは何関係と言うのだろうか・・・現代風に言うと
元夫の腹違いの娘の息子ということかしらん・・・
本当にあの時代は、勿論、血を守ると言う意味合いが強かったにせよ、ややこしすぎて
頭の悪い私には大変です。
★吉野の宮に幸す(いでます)時、弓削皇子(ゆげのみこ)の額田王に贈与(おく)る歌
いにしへに 恋ふる鳥かも 弓絃葉の 御井の上より 鳴き渡り行く
★いにしへに こふるとりかも ゆづるはの みいのうえより なきわたりゆく
★遠い昔のことを恋い慕う鳥なのでしょうか? 弓絃葉の茂る吉野離宮の水汲み場の上を
鳴きながら渡っていく鳥は・・・・・・
さて・・・この後も弓削皇子(ゆげのみこ)は額田王に長寿を願った苔むした松の枝を送っている。
この二人親愛の情は何なのであろうか・・・・・これから、万葉を紐解いていくうちにわかるかもしれない。
額田王 和へ奉る(こたへたてまつる)歌一首
古に 恋ふらむ鳥は ほととぎす けだしや鳴きし 我が思へるごと
と、なるわけです。