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★ みわやまを しかもかくすか くもだにも こころあらなむ かくさふべしや
ぬかたのおおきみ
● 三輪山を隠すなんてことがあるでしょうか? せめて、雲だけでも 情けがあって欲しい
隠すなんて事はあるはずがないと思いたい 額田王
雲だけでも情けがあって欲しい・・・と詠む・・・ということは、彼女の周りで心無い事が起きているということでしょう。
前回書いたように・・・雲隠れなむ・・・とは、死を意味する言葉です。
古代の人は死をそのようにとらえていた・・・・死そのものが現代と意味が違っていたとしても
・・・・簡単な事・軽んじる事ではなかったはず・・・ということは、彼女はやはり、奈良を離れるのが
余程辛かったに違いありません。
近江の国に下る時に、作る歌・・・とありますから、近江は・・・下る場所・・・なのです
彼女は何がそんなに辛かったのか・・・言葉も女性にしては強い口調です
天智天皇にお嫁入りするのが辛いのか・・・大海人皇子とのことで、何か辛い事がるのか・・
奈良と言う土地に思いがあるのか・・・・色々な想像が心を過ぎります