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ライブ録音CD「心の唄」のコンサート以来、私は藤岡さんの出演するものは余程のことが無い限り
聴きに行った。いろいろな方を連れて行った。
17人の学校先生を連れて行ったり、20名以上の生徒や父兄を連れて行った。
一人でも多くの人にこの素晴らしいカウンターテノールの歌手の歌声を聞かせたかった。
藤岡さんのコンサートのチケットは当時5千円・・・コンサートチケットの金額が下がってしまった今となっては、結構高い金額である。
(それだけ、クラシックコンサートはつまらないという事がみんなわかってきたのでしょう)
私は兼業主婦・・二人の娘を持ち、高校の非常勤教師のかたわら俗に言う、家庭と仕事の両立、というものをやっていた。
それまで、わたしは自分の音楽や勉強や娯楽にかかるお金は自分で払うという方針でやってきた。
藤岡さんにレッスンを受ける。そうすると、自分に足りないものいらないものが少しずつ見えてくる。
レッスン代も大変だったが(我が家は珍しく主人が家計を握っているので生活費だけだ)
たとえば、声を出すための大切な楽器である体を整える事
様々な本、楽譜、
そして、今まではあまり美容に興味も無かったのだが、舞台上で一時間以上も、自分の姿を
人前に晒す・・・という責任から来る必要なもの・・・・などお金はどんどんかかる
無い脳みそで、懸命に考えた・・・どこから、お金を捻出するか・・・・
それまで、私は合唱団の指導や指揮を任されていた。
熱心さのあまり、週2回のところを週5日いったりしていた、
体力と時間も限られている。勤務契約のとおりに週2日に戻した。
その分、自分の時間を増やす事ができる。
ブランド物や高い化粧品やアクセサリー、おしゃべりランチもしていなかったので、そこは削るものが無い。
洋服を買わないと決めた・・・以来8年間一着も洋服を買っていない。
余計なお付き合いもしない。まぁ、その頃は酷い抑鬱症で、あまり、人付き合いもよくなかったけれど
勿論、水道光熱費も抑える。
ただでさえ少ない友人が減ってしまったが、それで終わる付き合いならそんな程度だろうとも思った
口が卑しいので、食費だけはあまり、削れなかった。
とにかく馬鹿な私なりに工夫をして、音楽にかかる費用とお金を捻出したのだ
週に2日の仕事と週に一回のレッスン、多い時は2回・・・殆ど寝込んでいた私だが、
この二つのことだけは、這うようにしても通った