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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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今年は、11月26日から、12月6日である。

11日間・・・・・


秋晴れの日が続いているので、今のうちと

支援の衣服の仕分けを始めた。

汚れやにおい等・・・気になるものは、

全て、洗濯をする。


これ、着るかなぁ・・・

タイと言っても、広いし・・・

少し薄手の長袖も持っていこうっと・・・

衣類を差し上げる方へ

様々な思いを馳せながら・・・楽しく、洗濯をする。


まだまだ、先だけれど・・・少しずつ、少しずつ

用意しておこう・・・

拍手[1回]

毎年、この時期になると、

家人のお姉さんのだんなさんが、

自給自足を目指して、頑張っている

収穫の一つ「無農薬のカボス」が

送られてくる。

青々として、美しい。


前に住む、おばあちゃんのおうちから

いつも頂き物をするので、

カボスと、北海道の昆布を、

おすそわけに持っていった。


玄関口で立ち話をしていると、

あるご婦人がいらっしゃった。


「あら、辻さん。コンサートの時に

花束を舞台まで届けられた男性の

奥様よ」と、ご紹介を受けた。


「まぁ、スッピンですみません」


「熊本の方なのよ」

「あら、熊本は大好きで良く行きます」

ローカル話に花が咲く・・・・


地元に~帰ろう~


勿論、カボスもお好きらしい。

「どうぞうどうぞ・・・・」

「あら、まぁ」


なんて、やってる内に、その方が、

グリーンカーテンで栽培した、

ゴーヤを頂いた・・・・


何だか、物々交換しているみたい・・・


過しやすくなった初秋の朝の陽射しを

浴びながら、地元話に花が咲く。


ゴーヤは、早速、お夕飯に味噌炒めを

娘が作り、美味しくお腹に収まった。

拍手[2回]

「ある人が、こういう色を染めたいと思って、

この草木とこの草木をかけ合わせてみたが、その色に

ならなかった、本に書いてあるとおりにしたのに、という。

 私は順序が逆だと思う。

草木が既に抱いている色を私たちは

いただくのであるから。

どんな色が出るか、それは草木まかせである。

ただ、私たちは草木のもっている色をできるだけ損なわずに

こちら側に宿すのである。

 雪の中でじっと春を待って芽吹きの準備をしている樹々が

その幹や枝に貯えている色をしっかり受け止めて、織の中に

生かす。その道程がなくては、自然を犯すことになる。蕾の

びっしりついた早春の梅の枝の花になる「いのち」をいただく

のである。その梅が抱いている色は、千、万の梅の一枝の

色であり、主張である。

 私たちは、どうかしてその色を生かしたい、その主張を聞き

とどけたいと思う。その色と他の色は交ぜることjは出来ない。

梅と桜を混ぜて新しい色を作ることはできない。それは梅や桜を

犯すことである。色が単なる色ではないからである。

 科学染料の場合はまったく逆である。色と色を交ぜ合わせる

ことによって新しい自分の色をつくる。単一の色では色に底が

ない。科学染料は脱色することができるが、植物染料は脱色

することができない。自然が主であるか、人間が主であるかの

違いであろう。」  志村ふくみ 著

その通りだと思う。人間は自然の一部である。人間が、作ったものは

どれほど、自然に近くてもエセ自然である。人工なのである。

ソプラノと言っても、女性の8割が「あ~」と、声を出せばソプラノである。

薔薇の枝には、ひまわりは咲かない。ソプラノと言っても、様々である。

どんな声を、その人が持っているのか・・・人間は自然の一部であるから

その人・・・その自然・・・の持っている、声を出来るだけ、損なわずに

その人という名の自然の声を出すお手伝いをするのが、ボイストレーナー

の役割である。

その人の声を、作為的に人工的に、作り上げることではない。

本来持っている、自然な声を、導き出すことが出来るのが

本当の、ボイストレーナーである。

出来うる限り、自然な状態で、自然な声を出すと、

歌う人も、元気になり、気持ちよくなり、その人が本来

もっている「いのち」の活力が活発になるのだ。

そして、自然に歌っている人の声を聞くほうも

その気が歌の振動を通して伝わって、

心地よくなる。


元々、自然の木の枝が貯えていた「色」という名の「いのち」を

いただくこと。

元々、自然の一部である一人の人間が貯えていた「声」という

「いのち」を、引き出すこと。

なのである。

少なくとも、私は、藤岡宣男から、そのように、指導を

受けたのである。そうやって、歌ってこそ、「歌う」ことは

「生きる」ことに、繋がって行く。




拍手[2回]

今思うと、、グレゴリオ聖歌から、メシアンの宗教曲まで、

網羅して宗教音楽にはまっていた私が、

まるで、聖書の呪縛から解かれるように、

歌う声の音色そのものに、惹かれ始めた頃は、

クレーの絵画の音楽的リズム感より、

ルドンの赤や青の色のそのものに惹かれ始めた時と

重なる。


そして、着物をよく身に着ける様になった私は、

着物の織り・色彩の美しさに強く惹かれるようになってきた。


今、志村ふくみさんの、著書を手当たり次第に読んでいる。

「色」と言うものの不思議・・・・、繭から糸を紡ぎ、草木染で、染め上げる・・・

その色に対する感性を教えられた時、「色」の不思議に興味を持ち始めた。


色を奏でる・・・・歌もまさにその通りだと思う・・・

声で色を奏でるのだ・・・


拍手[1回]

ボイストレーニングをした、あるベテラン女性芸人の方から、

何故、「ソプラノ歌手」って言うんですか?

と、聞かれた。


そう、そうなのよね・・・・私も、ずっと疑問に思っていたのよね・・・

「ソプラノって、声域なんです。だから、強いて言うなら、高い声を出す

女性の歌い手と言う事です。」


しかし、クラシックのソプラノ歌手と、言うが

JPOPのソプラノ歌手・・とは言わない。

それは、何故か・・・西洋音楽に限定された用語であるからだ。


西洋音楽とは何か・・・それは、まさしく、西洋の音楽であり、

日本古来の音楽ではない。


明治に、輸入されてから(この場合、織田信長前後は、省く)

200年あまりしか、歴史がないのだ。

西洋・・・始まりはヨーロッパのキリスト教音楽を主体としたものから

発展したものである・・・音楽は、何やら未だに、敷居が高く、

何やら高尚そう・・である。


ソプラノ歌手と言う、音楽用語への疑問から、

今では、「万葉歌手」それは、万葉集を歌い朗読する歌手、でもあり、

万(よろず)の言(こと)の葉(は)・・・要するにあらゆる、言葉を

歌う歌手と言う意味で自分で命名した。


だから、歌謡曲・わらべうた・シャンソン・ドイツリート・オペラ・日本歌曲・

そして、オリジナル万葉歌・オリジナル歌謡・オリジナル歌曲も歌う。

いつか、ボサノバも歌ってみたい。


美しい言葉・美しい歌は全て歌う・・・と言う意味での、「万葉歌手」である。


私自身はド演歌は苦手だけれど、好きな曲も沢山ある。

我が師匠の歌う「惜別の歌」など、絶品で涙無しでは聴けない。


昭和歌謡もステキ!!

最近、この手の日本の大人の女性の歌が無い。とても、残念である。

だから、伊東ゆかりさんなどの、一昔前(ごめんなさい)の、大人女性歌手が

未だに頑張っているし、実際、上手い。


わらべうたは、思いのほか、悲しい意味合いの歌が多く、

切なく胸に沁みる。大人でも、十分に味わえる名曲が沢山ある。


オペラアリアも珠には、いい。日本語ではとても言えない

激しい恋の内容を外国語で美しいメロディーに乗せて歌うと、気分が

スカッとする。


ドイツリートは繊細で深く、勉強しがいのある曲が沢山!


シャンソンはまだまだ、歌うには私の恋の数が足りない

私が伝えたいのは、「歌」の素晴らしさであり、「美しい言葉」の力

である。


勿論、私は日本女性であるから、最も、大切にしたいのは、

日本語の歌である。日本女性として、美しい日本語の歌を

歌い、その心を一人でも多くの人に伝えたい。

この活動を続けられたら、本望である。

拍手[2回]

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