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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ わがせこが みらむさほぢの あをやぎを

      たをりてだにも みむよしもがも



★ 我が背の君が、見ているであろう青柳の

  枝を、手で折って見る方法はないのでしょうか・・・・

       巻8-1432  大伴坂上郎女


柳の歌 二首・・・・


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★ くだらのの はぎのふるえに はるまつと

       をりしうぐひす まきにけむかも


★ 奈良の百済野の、萩の枯れ枝に 春を待ち

  止っている鶯は、もう鳴いたかなぁ


   巻8-1431 山部宿禰赤人(やまべのすくねあかひと)

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★ こぞのはる あへりしきみに こひにてし

  さくらのはなは むかへけらしも


★ 去年の春、逢ったあなたに恋をして

  桜の花はあなたを迎えたことでしょう。


      巻8-1430  若宮年魚麻呂

なんだか、どうも、これも、女性の立場で詠んでいる

きがします。男だ女だと、そんなことはお構いなし

な時代を感じますね…結局「魅力」というのは

そういうものでしょう。

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★ 娘子がらが 挿頭のために 遊士が かずらのためと

  敷きませる 国のはたてに 咲きにける 桜の花の

  にほひもあなに



★ をとめらが かざしのために みやびをが かずらのためと

  しきませる くにのはたてに さきにける さくらのはなの

  にほひもあなに


★ 乙女たちが、髪を飾るために、そして風雅な男たちのかずら

  のために、大君がお治めになっている国の果てまで咲いている

  桜の花の美しさよ・・・・ああ

          巻8-1429    若宮年魚麻呂(わかみやのあゆまろ)

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★ 押し照る 難波を過ぎて うち靡く 草香の山を

  夕暮れに 我が越え来れば 山も狭に

  咲ける馬酔木の 悪しからぬ 君をいつしか

  行きて早見む



★ おしてる なにはをすぎて うちなびく

  くさかのやまを ゆふぐれに わがこえくれば

  やまもせに さけるあしびの あしからぬ

  きみをいつしか ゆきてはやみむ


★ 一面に照り輝く難波を過ぎて、 いっせいに

  くさのたなびく、草香の山を 夕暮れに

  越えていくと 山も狭く感じられて、咲いている

  馬酔木ののように、悪しくないあなたさまに

  いつになったら、お会いできるのか・・・

  急いで行って早く会いたいものです。

           巻8-1428  作者賤しきにて名を顕さず。


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