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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ なにはへに ひとのゆければ おくれいて

      わかなつむこを みるがかなしさ


★ 難波に、官人たちが行ってしまったので

  跡に残された妻たちが若菜を摘んでいる

  姿のあわれなことよ・・・


     巻8-1442   

大蔵少輔丹比屋主真人(おほくらのせいふたぢひのやぬしのまひと)

今で言う、大蔵省の次席次官・・・まぁ、エリートですな・・・

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★ うちきらし ゆきはふりつつ しかすがに

      わぎへのそのに うぐひすなくも



★ あたりが霧で曇るように、雪が降っています。

  そうはいっても、我家の庭では、鶯が鳴いていますよ

      巻8-1441  大伴家持


● 頬を刺す 風の吹く空 見上げれば

      梅の梢に めじろが鳴くも

          津路 知子

     

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★ はるさめの しくしくふるに たかまとの

       やまのさくらは いかにかあるらむ



★ 春雨がしくしくと、振っている。高円(春日山)の

  山桜はどうなっていることだろう・・・


               巻8-1440   

   河辺朝臣東人(かはへのあそみあずまひと)

まさに、2012年3月10日の様子です・・

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★ ときはいま はるになりぬと みゆきふる

     とおきやまべに かすみたなびく


★ 時節は今こそ、春になろうとしている

  そこに、美しい雪が天から降りてきて、

  遠くの山の麓には霞がたなびいていることです。

 
 巻8-1439 中臣朝臣武良自(なかとみのあそみむらじ)


春の雪というのは、何か特別な意味があるような気がします。




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★ かすみたつ かすがのさとの うめのはな

       はなにとはむと わがおもはなくに


★ 春霞たなびく春日の里の梅の花を、その花だけに

  問いかけようとは、思わない・・・・


        巻8-1438  大伴宿禰駿河麻呂

「春日の里」は、大伴作上郎女の別邸を意味します。

年齢から考えると、「花」に次女の坂上二嬢(おとおとめ)

を、意識して書いたといわれています。

何故に、花だけに問いかけないのか・・・

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