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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ ほととぎす こえきくをのの あきかぜに

     はぎさきぬれや こえのともしき


★ ホトトギスの声を聞く小さな野原で、秋風に

   誘われて萩の花が咲いたのか・・・・

   すっかり、鳴く声が少なくなったことです。

      巻8-1468   小治田の広瀬王のホトトギスの歌


 夏の雑歌に含まれていますが、夏から秋に移り変わる頃の

 歌でしょうね。

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★ ほととぎす なかるくににも ゆきてしか

     そのなくこえを きけばくるしも


★ ホトトギスの鳴かない国に行きたいものです。

   その鳴く声を聞くと、恋情を誘われ苦しい

   思いがすることです。

      巻8-1467  弓削皇子(ゆげのみこ)   

天武天皇と大江皇女の皇子です。

天皇になる位としては、申し分ありませんが、

結局なりませんでした。

人妻である紀皇女との、恋の相聞歌が有名です。

当時、額田王が60歳ぐらいの頃でしょうか・・・

相聞歌を残しています。 全盛の時期を過ぎた

額田王に、政治の中では、力を持てなかった

弓削皇子の、悲しみが伝わる歌です。

その後、30歳を少し過ぎて、弓削皇子は逝去

されました。

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★ かむなびやまの いはせのもりの 

   ほととぎす けなしのをかに いつかきなかむ


★ 神奈備山の磐瀬の森の毛無の丘に

   ホトトギスよ・・・いつ来て、鳴くのだろうか?

      巻8-1466 志貴皇子

  私の大好きな歌人、志貴皇子の歌の一つです。

 志貴皇子は、天智天皇の第7子です。母親は采女・・

   地方豪族から宮廷に差し出された女性です。

   だから、身分は決して高いとはいえません。

   そのため、天皇になる可能性はとても低く

   彼自身も早くから政治に関わることは諦めていたの

   ではないかと思います。

   そのせいか、また元々持っている天性のものなのか

   彼の和歌には、透明感のある哀しみが感じられます。

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★ ほととぎす いたくななきそ 

     ながこえを さつきのたまに あへぬくまでに


★ ホトトギスよ、うるさく鳴くな・・・お前の声を

  五月(端午の節句)の薬玉に混ぜて、緒に

  通すまでは・・・・

     巻8-1465 藤原夫人(ふじはらのぶにん)



藤原夫人・・・・・天武天皇の夫人。后妃の序列の第2位

         新田部皇子の母

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夏の雑歌 少し、戻ります。

行ったり来たりして、訳が分からなくなりそう・・・・

巻8-1465~

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