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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ きみがいへの はなたちばなは なりにけり

      はななるときに あはましものを


★ あなたの家の橘の花は、もう実になってしまった。

  花のときに 会えたら良かったのだけれど・・・

     巻8-1492  遊行女婦(うかれめ)

 

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★ うのはなの すぎばおしみか ほととぎす

    あめまもおかず こゆなきわたる


★ 卯の花が散ってしまうのが惜しいからでしょうか・・・

   雨が止む間も待たずに、ここを通って鳴き渡って行く事です。

         巻8-1491  大伴家持

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★ ほととぎす まてどきなかず あやめぐさ

    たまにぬくひを いまだとおみか


★ ホトトギスは 待っていてもやって来て鳴かない。

   菖蒲の草を玉に貫く日が、まだ遠いからなのだろうか・・・

          巻8-1490  大伴家持

  現代なら、春は鶯、夏はセミ、ひぐらし、花はひまわりでしょうか・・・

  万葉の時代、今で言う「初夏」ですが、橘→みかんの花が、

  季節の花として、そして、目出度い花木として愛でられてきました。

  とは言いましても、今の蜜柑とはずいぶんと違い、実も小さく香りも

  酸っぱさが強かった様です。


  ずいぶんと、花橘を詠んだ歌が多く、季節は陰暦では秋も深まった

  頃となります。そろそろ、切り上げて、「秋の歌」に移りましょう。

  

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★ わがやどの はなたちばなは ちりすぎて

     たまにぬくべく みになりにけり


★ 我が家の、花橘は、すっかり散ってしまって

      節句の珠として貫けるほど実がなったことです。

          巻8-1485  大伴家持

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★ いづくには なきもしにけむ ほととぎす

    わぎへのさとに けふのみそなく


★ どこかでは鳴いていたであろうホトトギスよ・・・

    我が家のある里で 今日だけは鳴いたことです。


           巻8-1484 大伴家持

 

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