忍者ブログ
万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
[869]  [870]  [871]  [872]  [873]  [874]  [875]  [876]  [877]  [878]  [879
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

PR
★ みなひとの まちしうのはな ちりぬとも

    なくほととぎす われわすれめや


★ みんなが、待っている卯の花がたとえ散ったとしても

   そこで、鳴いているホトトギスを私はどうして

   忘れられようか・・・・

           巻8-1482  大伴清縄(おおとものきよつな)

卯の花と、花橘と、ホトトギス・・・・ちょっと、飽きてきてしまいました。
だって、それほど多いんです。この組み合わせ・・・・ごめんなさい

拍手[0回]

★ わがやどの はなたちばなに ほととぎす

     いまこそなかめ  ともにあへるとき


★ 我が家の庭の、花橘に今こそ鳴いておくれ

    友に逢っているこの時に・・・


      巻8-1481   大伴書持

拍手[0回]

★ わがやどに つきおしてれり ほととぎす

     こころあれこよひ きなきとよもせ


★ 我が家には、つきが一面に照り渡っている・・・

   ホトトギスよ、心あらば、今夜、やってきて

   鳴いておくれ

         巻8-1480  大伴書持(おおとものふみもち)

   大伴書持は、大伴家持の夭折した弟です。

拍手[0回]

★ いはばしる たきもとどろに なくせみの

    こえをしきけば みやこしおもほゆ


★ 岩の上をほとばしり落ちる滝の音のように、鳴く蝉の声を

   聞いていると、懐かしい奈良の都の事が思われてなりません。

                      大石蓑麻呂(おおいしのみのまろ)


  安芸国(あきのくに・・・・今の広島県西部)の長門の島に(今の倉橋島)

  に船泊まりして作れる歌 5首のうち1首


 万葉集で唯一「蝉」という言葉が使われている和歌です。
  
  後は「ひぐらし」のみです。

  確かに、「滝もとどろに」・・・ひぐらしは、鳴きませんねぇ・・・

拍手[1回]

★ こもりのみ をればいぶせみ なぐさむと

     いでたちきけば きなくひぐらし

★家に引き篭もってばかりいると、心が晴れず鬱陶しい気分になるので

 外に出て聞いていると、やってきては鳴くひぐらしよ・・・・

         巻8-1479  大伴家持


  万葉集の中で、「蝉」と言う言葉で詠われているのは、一首のみ。

  「ひぐらし」がでてくるのは9首、私も夏の夕暮れ時に鳴く「ひぐらし」

  の声に、なんともいえない恋情を抱かせられるけれど、1300年前も

  同じだったのですね・・・・・

拍手[0回]

カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
ブログ内検索
プロフィール
HN:
辻友子
性別:
女性
自己紹介:
万葉を歌う歌手、辻友子のブログ。くわしくはホームページを!
Copyright © 万葉歌手辻友子 All Rights Reserved.
Designed by 10p
Powered by Ninja Blog

忍者ブログ [PR]