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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ ことしげき さとにすまずは けさなきし

    かりにたぐひて ゆかましものを


★ 人の口の煩い里に住まずに、今朝鳴いていた

  雁に付いて行き 一緒に飛んでいきたいものです。

       巻8-1515    但馬皇女

  

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★ あきはぎは さくべくあるらし わがやどの

     あさぢがはなの ちりぬるみれば


★ 秋萩が咲くようである・・・我が家の庭の

  浅茅が花の散るのを見ると・・・・

       巻8-穂積皇子

  浅茅が花は、「ちがや」のこと、時期は今で言う

  4月から6月です。萩は秋の花の代表格・・・

  万葉集には、萩が登場する歌は141首も載せられて

  います。年に2回咲くこともあるので、「秋萩」と、詠んで

  いるのでしょうか?

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★ けさのあさけ かりがねききつ かすがやま

      もみちにけらし あがこころいたし


★ 今朝の明け方に、雁の鳴く音を聞いた。春日山は

   黄葉したらしい・・・・また、秋になったのか・・・

   心が痛むことだ・・・・

         巻8-1513    穂積皇子


  額田王は長歌で、春より秋が良い・・・と、詠っていた。

  秋は実りの季節でもある・・・きっと、季節に掛けて

  恋の淋しさを詠っているのだろう・・・。

  秋は人の恋情を誘う季節でもあるから・・・

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★ たてもなく ぬきもさだめず をとめらが

     おるもみちばに しもなふりそね


★ 縦糸も横糸もなく、おとめたちが、織る

   黄葉に、霜よ・・・降らないでおくれ

       巻8-1512    大津皇子


● 霜のたて 霧のぬきこそ 弱からし 

         山の錦の 織ればかつ散る

    藤原関雄(古今集)

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★ ゆふされば をぐらのやまに なくしかは

    こよひはなかず いねにけらしも


★ 夕暮れになると、小倉の山でいつも鳴いている

   鹿は今夜は鳴いていない・・・・すっかり眠って

   しまったのであろう。


         巻8-1511  舒明天皇

 舒明天皇か斉明天皇か・・・いづれか、はっきりしない。

と書いたけれど、男性の歌だと思う。

 歌は、格調が高く、天皇の御歌にふさわしいと思う。


●夕月夜 小倉の山に 鳴く鹿の 声のうちにや 秋は暮るらむ

                        紀貫之 (古今集)

    

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