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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ わがせこを いつそいまかと まつなへに

    おもやはみえむ あきのかぜふく


★ 我が背の君の訪れを、いつのことか、今来るだろうか

   と待っているうちに、 お顔を見ることなどあるのだろうか

   ・・・もう秋の風が吹くことです。

    巻8-1535   

    藤原宇合(ふじはらのうまかひのまへつきみ)

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★ をみなへし あきはぎ たをれ

    たまほこの みちゆいきづとと こはむこがため


★ 女郎花も秋萩も手で折って、玉鉾の道を

   行く、土産が欲しいと乞う我が妻のため・・・

          巻8-1534   石川朝臣老夫(いしかはのあそみおきな)

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★ いかごやま のへにさきたる はぎみれば

     きみがいへなる をばなしおもほゆ


★ 伊香山の野辺に咲いているが萩の花を見ると

  愛しい君の家の尾花が思われます。

     巻8-1533    笠朝臣金村


 尾花とはススキのことです。

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★ くさまくら たびゆくひとも ゆきふれば 

     にほひぬべくも さけるはぎかも


★ 草を枕の旅人も、行く道の途中で

   その花に触れたら、美しさに染まってしまい

   そうに咲いている萩の花です。

      巻8-1532    笠朝臣金村(かさのあそみかなむら)

                  伊香山にて作れる歌

万葉集の中で、歌われている萩に関する歌は、全部で141首

その数は、万葉植物(草木類)の中で一番多い。現代の萩は

宮城野萩・・・万葉の時代は、いづれも山萩で、素朴である。

私の好きな志貴皇子ゆかりの、高円の地に、萩の寺として

名高い白毫寺(びゃくこうじ)があります。参道から萩が出迎えて

くれるとの事・・・是非訪ねたいものですね。

万葉時代は、にほふ→美しさや色の形容

でした。鼻でにおうだけではなく、今でも香り立つような人、

など、表現されますね・・・・

● 萩が花 散るらむ小野の 露霜に

       濡れてをゆかん さ夜はふくども

          古今和歌集より

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★ たまくしげ あしきのかわを けふみては

    よろづよまでに わすらえめやも

★ 玉櫛笥の蘆城の川を今日見て後は

   万代まで忘られようか・・。

        巻8-1531 作者不詳

太宰の諸大夫たちと官人(つかさびと)たちのいづれか・・・?

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