万葉歌手辻友子
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2025/07/27 (Sun)
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秋立ちて 幾日もあらねば この寝ぬる 朝明の風は 手本寒しも
★ あきたちて いくかもあらねば このねぬる
あさけのかぜは たもとさむしも
★ 立秋なって、まだ幾日も経っていないのに
こうして寝る、明け方の風は、手首辺りが
(ひとり寝のせいか)寒々しい事です。
巻8-1555 安貴王(あきのおほきみ)
市原王の父親に当たります。
[1回]
2012/10/11 (Thu)
万葉たまゆら
大君の 三笠の山の 黄葉は 今日の時雨に 散りか過ぎなむ
★ おほきみの みかさのやまの もみぢばは
けふのしぐれに ちりかすぎなむ
★ 大君の三笠・・・その三笠の山の黄葉は
今日の時雨で、すっかり散ってしまった事だろう
巻8-1554 大伴家持
和へたる歌(こたへたるうた)と、ありますが、
片や、時雨で色づいていく黄葉を歌い、
片や、 時雨で散り行く黄葉を歌っていると言う事は
同じ秋でも時期が違います。
不思議・・・・・?
[0回]
2012/10/10 (Wed)
万葉たまゆら
時雨の雨 間無くし降れば 三笠山 木末あまねく 色づきにけり
★ しぐれのあめ まなくしふれば みかさやま
こぬれあまねく いろづきにけり
★ 時雨が絶え間なく降るので、三笠山の
梢はすっかり色づいた事です。
巻8-1553 衛門大尉大伴宿禰稲公
(ゑもんのだいじょうおほとものすくねいなきみ)
大伴旅人の異母弟です。
一雨ごとに秋が深まるのは、万葉も現代も同じですね・・・
[1回]
2012/10/10 (Wed)
万葉たまゆら
夕月夜 心もしのに 白露の 置くこの庭に 蟋蟀鳴くも
★ ゆふづくよ こころもしのに しらつゆの
おくこのにわに こおろぎなくも
★ 夕月の照る夜、心をどこに向けるともなく
白露の置くこの庭に、淋しげに蟋蟀が
鳴いている事です。
巻8-1552 湯原王
しのに は、絶えずと言う意味ですが、
絶えず心をむけても、聞こえるのは
白露の庭に、蟋蟀が淋しげに鳴いている・・・
それは、作者の心情をそのまま表しています。
[1回]
2012/10/10 (Wed)
万葉たまゆら
時待ちて 降りし時雨の 雨止みぬ 明けむ朝か 山の黄葉たむ
★ ときまちて ふりししぐれの あめやみぬ
あけむあしたか やまのもみたむ
★ その時を待って、降っていた時雨が
やっと止んだ。明日の朝には、
山は黄葉していることでしょう。
巻8-1551 市原王
一雨ごとに、紅葉していく山・・・・ 万葉時代は
紅葉ではなく、黄葉→もみぢ、と言いました。
それにしても、省略するんです。
黄葉→もみぢ→もみ となっています。
思ふ→おもふ→もふ などもあります。
意外に適当だったりして・・・・
[0回]
2012/10/10 (Wed)
万葉たまゆら
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