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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ わがやとの ひとむらはぎを おもふこに

   みせずほとほと  ちらしつるかも


★ 私の庭の、一群の萩を、思う子にほとんど見せないまま

   散らしてしまった。

       巻8-1565 大伴家持

   和へたる歌・・・と、ありますが、尾花を詠んだ歌の

   返歌を、萩で詠む・・・というのも、なんだか不思議 

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★ あきづけば おばながうへに おくつゆの

    けぬべくもあは おもほゆるかも


★ 秋の気配を感じると、尾花の上の露が消えるように

  (二人の間も)感じられる事です。

      巻8-1564 日置長枝娘子

      (へきのながえのをとめ)

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★ ききつやと いもがとはせる かりがねは

    まこともとおく くもがくるなり

★ 「聞いたか?」とあなたが、お聞きになる

  雁の鳴き声は、なるほど遠く雲に隠れて

  鳴いていたようです。

        巻8-1563   大伴家持


  大伴家持の、前の歌に、和へたる歌。

  う~ん、積極的な若い娘の誘いを

  断るでもなく、受けるでもなく、憎らしい事です。

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★ たれききつ こゆなきわたる かりがねの

    つまよぶこえの ともしくもあるか

★ 誰か聞いただろうか。ここから鳴きながら

  渡って行く雁の妻を呼び求めて鳴く声が

  何と羨ましいことであろうか・・・

      巻8-1562  巫部麻蘇娘子

          (かむなぎべのまそをとめ)
こ→ここ

ゆ→経過を表す

こゆ→ここから

大伴家持を誘っている歌だそうです。

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★ よなばりの ゐかひのやまに ふすしかの

     つまよぶこえを きくがともしさ


★ 吉隠の猪養の山に 宿り伏す鹿の

   妻を呼ぶ声を聞くのは、羨ましい事です。

      巻8-1561   大伴坂上郎女

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