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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ たなばたの そでつぐよひの あかつきは

   かはせのたづは なかずともよし


★ 織姫が牽牛と袖を連ねて寝る宵、

   その夜明けには、川瀬の鶴は鳴くなよ

     巻8-1545   湯原王

   七夕(なぬかのよ)の歌

    お邪魔虫よね・・・鶴さん、

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★ ひこほしの おもひますらむ  こころより

    みるわれくるし よのふけゆけば

★ 牽牛が織姫を思っておられる心より、

  それを見ている私の方が辛い・・・

  夜が更けて行くので・・・

     巻8-1544  湯原王(ゆはらのおほきみ)

   七夕(なぬかのよ)の歌

  湯原王は志貴皇子の子供。

  夜が更けると、牽牛は織姫に逢えないのです。

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★ あきのつゆは うつしにありけり

   みづどりの あおばのやまの いろづくみれば

★ 秋の露は、移しの染めの材料だったのだなあ・・

   水鳥の青羽色の山が、黄色や赤に色づくのを見ると・・・

      巻8-1543  三原王(みはらのおほきみ)

  舎人皇子の子供です。

  紙に染料を移して、布に染める染め方の事を言っています。

  露が紙の役割をして、山の葉の色を変化させると詠んでいます。

  おしゃれな、表現ですね・・・・

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★ わがおかの あきはぎのはな かぜをいたみ

    ちるべくなりぬ みむひともがも

★ 私が住む岡の秋萩の花は、風で痛みが酷く

   散りそうになっている・・・だれか見て欲しいものだ

     巻8-1542  大宰府師大伴卿(大伴旅人)

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★ わがおかに さをしかきなく はつはぎの

    はなづまとひに きなくさをしか


★ 私の庭の岡に、やってきて鳴く男鹿よ

   初咲きの萩の花を花妻として、

    やって来て鳴く 男鹿よ

     巻8-1541 大宰府師大伴卿

     (だざいふそちのおおとものまへつきみ)

サ行は接頭語で、

神性や清らかさなど霊威をあらわす→さ男鹿

ほととぎすには、花橘

鶯には梅

と、動物と花を組み合わせる。



  

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