忍者ブログ
万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
[847]  [848]  [849]  [850]  [851]  [852]  [853]  [854]  [855]  [856]  [857
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

PR
★ たかまとの のへのあきはぎ このころの

    あかときつゆに さきにけむかも

★ 高円の野辺の秋萩は、この頃の明け方の

   露を受けて、美しく咲いた事だろう。

       巻8-1605    大伴宿禰家持


   巻8の「秋の雑歌(ざふか)」を終わります!!次は「秋の相聞」です。

拍手[1回]

★ あきされば かすがのやまの もみちみる

    ならのみやこの あるらくをしも

★ 秋になると、春日の山のもみじが美しい見えることだ。

   奈良の都が、荒れていくのは惜しい事です。

     巻8-1604   大原真人今城(おほはらのまひといまき)

拍手[0回]

★ このころの あさけにおきけば あしひきの

   やまよびとよめ さをしかなくも


★ このごろは、夜明けに聞くと、あしひきの山に

   妻呼ぶ声が響く、牡鹿が鳴いている。

      巻8-1603   大伴宿禰家持


 2首は、天平15年(743年)8月16日に作った。

        

拍手[0回]

★ やまびこの あいとよむまで つまごひに

    かなくやまへに ひとりのみして


★ 山彦が響きあうまでに妻を慕って牡鹿が

   鳴く山辺に、私は独り佇んでいる・・・

        巻8-1602   大伴宿禰家持

   響む→とよむ→響く

拍手[1回]

★ めづらしき きみがいへなる はだすすき

    ほにいづるあきの  すぐらくおしも


★ 心引かれるすばらしい、なたの家の花薄よ

   その穂に表れる秋が過ぎていくのが惜しい事です。

     巻8-1601    内舎人石川朝臣広成


  前2首共に、同じ詠み手。

  花薄の記載は、万葉集ではこれのみである。

拍手[0回]

カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
ブログ内検索
プロフィール
HN:
辻友子
性別:
女性
自己紹介:
万葉を歌う歌手、辻友子のブログ。くわしくはホームページを!
Copyright © 万葉歌手辻友子 All Rights Reserved.
Designed by 10p
Powered by Ninja Blog

忍者ブログ [PR]